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国際労働運動vol.45-改憲阻止・安倍打倒の本番

国際労働運動vol.45『改憲阻止・安倍打倒の本番』を刊行。全国の書店で5月25日発売予定(500円+税)。

羅針盤/6・9国鉄闘争全国運動集会へ

改憲阻止・安倍打倒の本番
■大阪G20サミットと東アジア戦争情勢
■今こそ階級的労働組合運動の復権を

Ⅰ 断崖絶壁の日帝・安倍――絶望的な「改憲突撃」の衝動
⑴ 4月統一地方選&天皇代替り粉砕闘争前半戦
⑵ 異様な危機的状態に突入した日本経済と浮足立つ安倍
⑶ 「働き方改革」攻防が本番へ―― 階級的労働運動復権の兆し

Ⅱ 6月G20サミットにかける安倍――国際帝国主義の拡大強盗会議
⑴ G20とはそもそも何か
⑵ トランプの米中対決と中国スターリン主義
⑶ 日米・米EUの貿易戦争も拡大
⑷ トランプ大統領弾劾の危機、大統領選、ベネズエラ
⑸ 米朝会談と朝鮮半島情勢

Ⅲ 米中は一触即発の戦争情勢――自衛隊も戦場に展開している
⑴ 台湾情勢が大きな問題になってきた
⑵ 日帝と中国問題、台湾情勢
⑶ 沖縄闘争と改憲阻止闘争

Ⅳ 安倍政権の6カ年の総破産――没落帝国主義のあがきと崩壊
⑴ 「第二の敗戦」から登場した安倍政権
⑵ 改憲・戦争への突進
⑶ アベノミクス総破綻―奈落に向かう日本経済

Ⅴ 安倍を倒し「この国に革命を」!――労働者階級がこの社会の主人公
⑴ 「階級闘争思想」の復権こそが求められている
⑵ 動労千葉労働運動に学び実践しよう
⑶ ボリシェヴィキの闘いの今日的復権の核心とは?
⑷ 「改憲・戦争阻止!大行進」運動を
●改憲・戦争阻止! 教え子を再び戦場に送らない!  広島教職員100人声明

NEWS & REVIEW
中東/ゴラン高原めぐり激化する戦争情勢

■マルクス主義・学習講座
農業・農民問題とレーニン「労農同盟論」(第1回)

(一部内容紹介)

改憲阻止・安倍打倒の本番
■大阪G20サミットと東アジア戦争情勢
■今こそ階級的労働組合運動の復権を

はじめに

最初に、日帝・安倍政権が無実の星野文昭さんに対し、「権利としての仮釈放」を拒絶したことを徹底弾劾したい。権力は、星野さんの釈放を認めたら政治的でっち上げの権力犯罪が崩れてしまうとおびえている。そして、今沖縄をはじめとした人民の政府の横暴に対する階級的怒りと、星野さんを44年もでっち上げ弾圧してきた権力の不正義に対する怒りが結びつくことを恐れている。法務省と徳島刑務所は、星野さんの健康状態を隠したまま逃げきろうとしたが、逃げ切れず、4月14日、突如として身柄を東京昭島の東日本成人矯正医療センターに移した。この措置自体がさらなる怒りを呼び起こす。無実の星野さんを直ちに釈放せよ。身柄を自由にし、家族のもとでの医療を保証せよ。正義は実現されなければならない。全国の労働者人民にこの事実を知らせよう。これまでに倍する怒りで国家権力を包囲しよう。絶対に星野さんをとり戻そう。
同時に当面する最大の闘いは、「国鉄闘争全国運動6・9全国集会」である。この闘いを大きな出発点として今夏~今秋「改憲・戦争阻止!大行進」運動の前進を切り開こう。
第Ⅰ章は、「断崖絶壁の日帝・安倍」。
杉並区議選における、ほらぐちともこさん当選の歴史的勝利を中心に4月攻防を明らかにする。天皇制攻防、アベノミクスの破綻と安倍の危機、「働き方改革」の全面的批判がなされている。
第Ⅱ章は、「6月G20サミットにかける安倍」。
6月大阪G20サミットを中心に、第3次世界大戦に向かって激化する帝国主義間・大国間の争闘戦を具体的に暴露している。
第Ⅲ章は、「米中は一触即発の戦争情勢」。
中国による南中国海の軍事拠点化がもたらす米中激突が、台湾問題、そして日帝・安倍の大軍拡・改憲・戦争態勢を引き起こしていると弾劾している。ここに沖縄問題の重大性がある。
第Ⅳ章は、「安倍政権の6カ年の総破産」。
安倍政権は2011年の3・11の破局と、中国の大国化で日本が追い越された「国民的ショック」から生まれてきた政権であるという規定から、安倍政権6カ年の総破産を論じている。
第Ⅴ章は、「安倍を倒し、この国に革命を」。
安倍を倒すためにどうする? レーニン「4月テーゼ」論を踏まえて階級闘争思想と動労千葉を基軸とする階級的労働運動の復権を訴えてい

国際労働運動vol.44-辺野古への土砂投入やめろ!

国際労働運動vol.44『辺野古への土砂投入やめろ!』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/杉並選に勝利し5月闘争へ

辺野古への土砂投入やめろ!
■沖縄は改憲・戦争阻止の最前線
■5・15沖縄闘争へ総結集しよう

Ⅰ 安倍の土砂強行に反撃――3・16一万人、3・25ゲート前
5・15沖縄闘争で共に声を上げ
沖大解放、辺野古基地建設阻止へ!
沖縄大学学生自治会 赤嶺知晃

Ⅱ 沖縄の怒りをゼネストへ――県民の総意踏みにじる安倍
〈改憲・戦争阻止! 大行進 沖縄〉呼びかけ人 水島満久

Ⅲ 辺野古は侵略戦争の巨大基地――「沖縄の負担軽減」は大ウソ
沖縄の労働者階級の新たな決起の開始 / 辺野古をめぐる激闘 / 歴史的な県民投票の勝利 / 辺野古新基地建設に固執する日米両政府 / 安倍政権の危機 / 今こそ沖縄全島ゼネストへ!

Ⅳ 沖縄米軍基地の形成過程――日米安保・戦後憲法・沖縄
(一)日米安保体制に「手」をかけ始めた安倍政権
(二)沖縄米軍基地の成立=日本本土爆撃の出撃基地・沖縄
(三)日本の敗戦と沖縄の米軍基地の新たな役割=保障占領と沖縄
(四)米ソ対決構造と沖縄の米軍基地
(五)サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約の締結へ
(六)沖縄の米軍基地形成過程から見えてくるもの
■沖縄の米軍基地

NEWS & REVIEW
イタリア/〝イタリア第一〟に反対の25万人デモが爆発
日本/強まる日米の共同作戦体制

■社会保障解体と闘う(33)消費税を直ちに廃止せよ

■一から学ぶ『共産党宣言』(第10回=最終回)

(一部内容紹介)

辺野古への土砂投入やめろ!
■沖縄は改憲・戦争阻止の最前線
■5・15沖縄闘争へ総結集しよう

はじめに

安倍政権は3月25日に新たな埋め立て区域②に2カ所から土砂の投入を強行しました。昨年12月14日の区域②‐1への土砂投入の強行に続く暴挙です。約1カ月前の2月24日には沖縄県民投票で、辺野古の埋め立て反対の圧倒的な民意が表明されたにもかかわらず、安倍政権はあくまでも辺野古への新基地建設を推し進めようとしています。
当日、早朝からキャンプシュワブゲート前に次々と参加者が押し寄せ、その数は延べ1000人を超えました。安倍政権は早朝の段階でゲート前で抗議する県民1人を拘束しましたが、続々と結集する県民に恐れをなして、この日はゲート前から資材を搬入することはできませんでした。
一方で安倍政権は翌3月26日には、宮古島市に新設される駐屯地に陸上自衛隊の警備隊380人を配備しました。これは2016年3月に与那国島に配備された沿岸監視隊160人に続く南西諸島での「防衛強化」の動きです。
今年の「復帰」47年5・15沖縄闘争は、極めて緊迫した情勢下で闘われます。
第Ⅰ章は、キャンパスを拠点としながら、辺野古現地闘争の先頭に立つ沖縄大学学生自治会からのアピールを掲載します。第Ⅱ章は〈改憲・戦争阻止! 大行進 沖縄〉の2019年5・15闘争へのアピールを掲載します。第Ⅲ章は、この1年の沖縄闘争の歴史的な前進と、そこから提起される課題を見ていきます。第Ⅳ章は、沖縄の米軍基地の形成過程をとらえ返し、日米安全保障条約とそのもとでの沖縄の米軍基地の形成・存在についての問題提起(試論)です。
「復帰」47年の5・15沖縄闘争の武器になれば幸いです。

国際労働運動vol.43-教育改革を逆転 UTLAスト

国際労働運動vol.43『教育改革を逆転 UTLAスト』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)

■羅針盤/3月を闘い4月杉並区議選へ

教育改革を逆転 UTLAがスト
■ロサンゼルスで3万人スト、7万人集会
■学級人数の大幅削減=教員増、賃上げ

Ⅰ UTLAストが全情勢を転換――チャーター化=民営化に反撃
⑴ 公立学校民営化と教組破壊の最前線
⑵ 反撃に転じる教組のストライキ
⑶ 「教育改革」を逆転――暫定協定

Ⅱ ストライキ組織化の核心――仲間を大切にし会話を重視
⑴ 組織化=労働者解放
⑵ イノウエ書記長の国際連帯と組織化
⑶ 「内ヘの組織化」と「外への組織化」
⑷ 全米規模の闘う潮流の形成
⑸ 他産業でも画期的闘い
⑹ 中南米・メキシコ人民の大決起
⑺ 監獄国家アメリカの破綻

Ⅲ 対中貿易戦争は世界戦争の道――土台から没落・崩壊が進む米帝
⑴ アメリカ製造業の不可逆的な没落
⑵ 「知的財産権」――ルールをつくるのはアメリカ
⑶ 中国に対する争闘戦の激化
⑷ 中東支配の腐敗の極致
⑸ 戦争の根源=帝国主義打倒を

NEWS & REVIEW
韓国/3~4月ゼネスト総力闘争に突入した民主労総

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
―日米安保と沖縄― 第1回

■社会保障解体と闘う(32)「無償化」は公立園つぶし

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第9回)

(一部内容紹介)

教育改革を逆転 UTLAがスト
■ロサンゼルスで3万人スト、7万人集会
■学級人数の大幅削減=教員増、賃上げ

はじめに

日本の国鉄分割・民営化、イギリスの炭鉱労組破壊、アメリカのPATCO(連邦航空管制官労組)全員解雇、これが世界の三大労組破壊であり、1980年代の全世界の新自由主義化の突破口になった。
アメリカで、そのPATCO全員解雇を乗り越える、歴史的な空港闘争が行われ、トランプと支配階級全体を震え上がらせた。1月25日、ニューヨークのラグアルディア空港の航空管制官が一斉に「病休」などで出勤せず、事実上のストライキに入り、空港を閉鎖に追い込んだ。あの1981年のPATCOスト以来初めての管制官による空港閉鎖だ。レーガン政権のPATCO指導部逮捕(手錠姿をテレビでさらし者に)、スト参加者全員解雇・ブラックリストで他職場への再就職も妨害、フードスタンプ(低所得者用の食糧切符)受給も禁止という徹底した弾圧が、労働運動全体を威圧し、本格的な新自由主義への転換点となった。
だが、今回、ラグアルディア空港の完全封鎖以外にも他のいくつかの空港が止められたが、トランプは空港管制官に手を出せなかった。
昨年のウェストバージニア州の全学校スト、そして今年1月のUTLA(ロサンゼルス統一教組)ストなどの大ストライキの波は、力関係を一変させた。おしゃべりトランプが、全米のメディアであれほど報道されたウェストバージニア州ストにもUTLAストにも完全に沈黙を守っているのは、打撃の大きさを示している。航空管制官も自信を持って闘いに決起している。
この闘いは、トランプ政権の連邦政府機関閉鎖への怒りから始まったものだ。トランプは、昨年12月22日、「メキシコとの国境に壁を建設する費用を議会が予算法案に計上しないかぎり、法案への署名を拒否する」として、政府機関閉鎖を始めた。当該の連邦公務員80万人の賃金は払われない。そのうちの一部は、緊急性のある業務に指定され、業務は停止されないのに、賃金は支払われない。それが1カ月以上続き、家賃やローン支払いの期日も過ぎている。我慢がならない。多くの連邦公務員が各地で闘いに立ち上がった。
国境の壁建設は、メキシコ人や中南米の人民を極悪人扱いし、排外主義を煽るためのものだ。労働者を分断する策動だ。空港には、多くのメキシコ系移民が働いている。管制官にもメキシコ系がかなりいる。不当な壁建設のために、連邦公務員の賃金を止めるなど、ますます許しがたい。
このラガルディア空港の閉鎖後、トランプは大慌てで、直ちに政府機関の閉鎖を中止した。民主党の議会内での駆け引きなどではなく、労働者のストライキこそが真の力だということを、鮮やかに示したのだ。
〈労働者の団結への恐怖〉――これこそがトランプを突き動かしている。
トランプは、もともと経済、政治、外交、軍事、あらゆる面でド素人だ。そこを突いて、さまざまな既成勢力がトランプを批判している。だが、トランプは、労働者の団結に恐怖し、それへの鋭敏な感覚を持っている。既成勢力は、そのことに触れない。〈団結破壊、分断〉こそがトランプを動かす一切の事柄の軸なのだ。
ほぼすべてのマスコミ、民主党・共和党の既成勢力がトランプを「ロシア疑惑」などで攻撃している。しかしトランプを追い落とす手前で立ち止まっている。それは、労働者階級の巨大な決起を恐れる支配階級は、その点で先んじているトランプに依存してもいるからだ。
今、アメリカ労働者階級は、80年代のレーガン反革命、新自由主義下の労働運動の後退を乗り越え、30年代以上の大激闘に向かいつつある。昨年のウェストバージニア州をはじめとして全州規模の学校ストライキの拡大が突破口を開いた。今年1月のロサンゼルス大ストライキは、さらに意識的に闘いを組織し、全米ゼネストを準備するものとなっている。それどころか国境を越えたゼネストだ。ロサンゼルス統一教組は、すでにメキシコ、カナダ、イギリスの教組と組織的関係を持ち、今回のストの過程でも意識的に国際的結合の強化を打ち出した。07年以来の日本の全国労組交流センター教育労働者部会、動労千葉との関係も大きい。
ここに対中戦争、世界戦争――核戦争――に向かっているアメリカ帝国主義を打倒し、労働者が全世界を獲得する展望がある。
本論文は第Ⅰ章でUTLAの大ストライキ闘争の勝利の偉大な成果について明らかにした。第Ⅱ章ではUTLAがこのストライキ闘争を勝利させるためにいかなる組織活動を展開したのか、その教訓を明らかにした。第Ⅲ章では没落・崩壊する米帝の現状について言及した。

 

国際労働運動vol.42-世界の火薬庫 シリア撤退の米軍

国際労働運動vol.42『世界の火薬庫 シリア撤退の米軍』を刊行。全国の書店で2月23日以降に発売(500円+税)。

■羅針盤/改憲・戦争阻止の2~3月決戦

世界の火薬庫 シリア撤退の米軍
■アフガンも撤退 イランは制裁強化
■戦時下で闘うイラン・トルコ労働者

はじめに

Ⅰ トランプがシリア撤退決定――対中国戦争へ戦略的大転回
⑴ トランプの中東政策の大転換
⑵ トランプの決断の背景
⑶ アフガニスタンからの撤退
⑷ イラン核合意からの離脱
⑸ 中東での戦争危機の激化
⑹ ペテン的「和平」政策放棄したトランプ

Ⅱ 新たな戦乱始まるシリア――三つ巴・四つ巴の侵略と内戦
⑴ 緊迫するシリア情勢
⑵ トルコ経済の危機と対クルド戦争
⑶ イランの体制的危機
⑷ サウジアラビアの危機

Ⅲ イラン労働者の歴史的決起――弾圧を打ち破るトルコ労働者
⑴ イラン労働者階級が現体制打倒へ
⑵ トルコ労働者の闘い
⑶ 国際連帯で世界戦争を阻止しよう

News & Review
アメリカ/労働者権力の扉開いたUTLAスト
ヨーロッパ/仏「黄色いベスト」運動がEU全土に

■社会保障解体と闘う(31)統計偽造で生活保護削減

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第8回)

(一部内容紹介)

世界の火薬庫 シリア撤退の米軍
■アフガンも撤退 イランは制裁強化
■戦時下で闘うイラン・トルコ労働者

はじめに

帝国主義の新自由主義政策の破産と大恐慌情勢への突入の中で、帝国主義間争闘戦が激化している。とりわけ、米帝トランプの対中国貿易戦争は激しくエスカレートしている。米帝は新自由主義の破産を乗り切るために、中国スターリン主義の巨大な市場支配をめぐる争闘戦に突進している。それは没落しつつある米帝が残された経済力、軍事力のすべてを投入して帝国主義世界での生き残りをかけた一か八かの対中国戦争政策である。米帝は経済の軍事化と大軍拡政策を推進しつつ新たな世界戦争に向けて突進し始めたのだ。
こうした中で、米帝の中東政策にも決定的な変化が起きている。今日トランプは中東からいったん米軍を総撤退させ、新たな米軍再編と軍事力の再建・強化を図ろうとしている。米帝はこれまで中東を戦略的に重視し、中東危機が激化すれば軍事的に介入する政策をとってきた。
だがいまや米帝がイラク戦争で敗退しアフガニスタン危機を制圧する力を失うなかで、東アジアと中東における二正面作戦を展開することができなくなり、ついに中東での戦争体制を大幅に縮小してでも東アジアに全力を投じなければならなくなったのだ。これは米帝トランプが中国との戦争を最重視し、中国を制圧しうる軍事態勢の抜本的整備を最重視せざるを得なくなり、中東に軍事力を配置しておく余裕がなくなっているからだ。
中国は巨大な軍事大国でもあり、米帝といえど簡単に勝てる相手ではない。核を含めた軍事戦略・戦術も、軍の編成、装備なども全面的な再編が必要だ。米帝がシェールオイルの増産でロシアに次いで世界第2の産油国になり、40年ぶりに石油輸出再開が可能になったこともこういう戦略的転換を促す要因となった。
こうして米帝トランプはシリアやアフガニスタンから米軍を撤退させれば、シリアのクルド人勢力に対するトルコの掃討作戦が激化し、アフガニスタンのタリバンが政府を打倒しかねないとわかっていても撤退を強行しようとしている。また米軍撤退でイランがこの地域で影響力を拡大することに対しては、トランプはイスラエルやサウジアラビアに対処を任せる態度をとっている。トランプがこのように戦略的重点を決定的に東アジアに移したことで、中東に一種の真空状態が生じ、新たな戦乱が勃発するのは不可避だ。中東も東アジアと同様に世界戦争の渦の中に巻き込まれていく。これに対して、中東諸国人民は自国の支配層の労働者支配の強化と戦争政策に対して必死の闘いを挑み始めている。それは自国の支配体制を打倒し、労働者革命に勝利することによって中東大戦争を阻止し、世界革命に合流しようとする闘いとして各国で発展している。
本特集では第Ⅰ章で米帝トランプのシリア、アフガニスタンからの撤兵、対イラン制裁の強化の意味するものについて明らかにする。第Ⅱ章では、今日の中東諸国が直面する経済的・政治的危機の激化について明らかにする。第Ⅲ章では中東各国の労働者階級が戦時下においても労働運動の新たな発展を追求して闘い、その勝利を通じて労働者革命に向かって前進し、戦争も阻止する闘いに突入している現実を明らかにする。

国際労働運動vol.41-改憲阻止の杉並区議選必勝へ

国際労働運動vol.41『改憲阻止の杉並区議選必勝へ』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/改憲阻止の大決戦へ総決起を

改憲阻止の杉並区議選必勝へ
■青年・女性の力で社会を変えよう
■ほらぐちともこが渾身の力で訴える

【はじめに】ほらぐちともこ―斎藤いくま必勝へ
杉並から労働者・女性が生きていける社会をつくろう!
ほらぐちともこ(洞口朋子)の演説
議会の内外で労働者のために闘うことを約束する!
斎藤いくま(郁真)の演説
Ⅰ 杉並から改憲阻止の大運動を――戦争をやる帝国主義打倒を
⑴ なぜいま「改憲」なのか
⑵ 戦後革命と日本国憲法
⑶ 改憲阻止! 帝国主義打倒!
Ⅱ 青年・女性・非正規の現状変革を――安倍の「働き方改革」許すな
⑴ 労働者「総非正規職化」のための「働き方改革」
⑵ 「未来の賃金先取り」としての大学奨学金
⑶ 日本の「子どもの貧困率」は7人に1人
⑷ 「母と子の一人親世帯」では半数以上が貧困
⑸ 非正規の女性労働者の平均年収は150万円
Ⅲ 福島圧殺の東京五輪粉砕を――「国威発揚」と利権と腐敗の極致
⑴ 「国威発揚」のためのオリンピック
⑵ 電通が仕切る五輪は利権と腐敗の極致
⑶ 五輪のための福島避難者の帰還強制
県民の命と健康を守る闘いは「復興」オリンピックを許さない
―「2020東京『汚染』オリンピック」国際キャンペーンに応えて―
本町クリニック院長 杉井吉彦
⑷ 改悪入管法で外国人労働者を五輪に投入
Ⅳ 阿佐ヶ谷北口再開発阻止!――「杉並丸ごと民営化」の田中区政打倒!
⑴ 「命よりカネもうけ」の阿佐ヶ谷北口再開発
⑵ 労働者に低賃金と強労働を強いる再開発攻撃
⑶ 巨大資本に地域がつぶされてたまるか!
⑷ 「杉並丸ごと民営化」と対決しよう!
⑸ 「防災都市」とは軍事都市計画そのもの
⑹ 大行進運動と区議選勝利で田中区政たおそう!

News & Review
韓国/韓国高速鉄道(KTX)で列車脱線事故

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
―労働者の戦争動員― 第3回

■社会保障解体と闘う(30)杉並区の肺がん検診見落とし問題

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第7回)

(一部内容紹介)

【はじめに】
ほらぐちともこ―斎藤いくま必勝へ

今年4月の杉並区議会議員選挙(14日告示―21日投票予定)と7月の参議院議員選挙は、労働運動・学生運動にとって決定的な闘いとなった。杉並区議選(定数48)にはほらぐちともこさんが、参院選(東京選挙区・定数6)には斎藤いくま君(前全学連委員長)が挑戦する。
この両選挙戦を通して、一つに、改憲・戦争を阻止する労働者民衆の巨大な闘いをつくり出そう。今年は安倍の改憲攻撃を粉砕する正念場だ。改憲・戦争をとめる力は唯一、労働者民衆の団結した行動の中にある。改憲・戦争をとめる道は、戦争を不可避とする資本主義・帝国主義を打倒する革命の中にある。
二つに、青年・学生とりわけ女性が中心となった運動をつくり出そう。新自由主義の崩壊の中、非正規職・貧困・格差という矛盾は青年・女性に集中している。その怒りを形にし、団結した行動に高めていくための選挙闘争にしよう。ほらぐち・斎藤両候補は、その先頭に立つ最高のリーダーだ。
三つに、既成政党をのりこえる「新しい労働者の政党」をつくり出そう。議会を「おしゃべり小屋」にし、労働者民衆の主体性を否定して絶望を組織するような自民党から日本共産党までのすべての政治勢力をぶっ飛ばし、労働者民衆の団結にのみ依拠する清新な運動体として登場しよう。
総じて、通常国会(1月末開会予定)での自民党改憲案発議の策動、4月末の現天皇退位―5月1日の新天皇即位、2020年東京オリンピックという大激動の政治過程の中での革命的選挙闘争に勝利し、21世紀革命の突破口をこじ開けよう。
第Ⅰ章は、2019年の最大の課題である改憲阻止闘争の拠点を、首都東京、とりわけ杉並区につくり出すことを呼びかける。第Ⅱ章は、青年・女性・非正規労働者の現状に迫り、その変革のための闘いについて述べる。第Ⅲ章は、2020年東京オリンピック粉砕を訴える。第Ⅳ章は、特に杉並区議選に焦点を当て、「阿佐ヶ谷再開発阻止! 田中区政打倒!」を提起する。
まずは、両候補の渾身の訴えを聞こう。

 

 

国際労働運動vol.40-中国労働者 自主労組結成へ

国際労働運動vol.40『中国労働者 自主労組結成へ』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/共謀罪弾圧強化を許すな

中国労働者 自主労組結成へ
■揺らぐ中国共産党・習近平体制
■世界革命へ新たな展望を開く

はじめに
Ⅰ 深圳で始まった自主労組結成――転換点を迎えた中国労働運動
⑴ 佳士科技術労働争議
⑵ 南海本田スト以降、今日の中国の労働運動の課題
Ⅱ 米中貿易戦争と戦争の危機――製造業と勢力圏をめぐる激突
⑴ 激化する米中貿易戦争
⑵ 米帝の没落と「中国製造2025」「一帯一路」政策
⑶ 朝鮮戦争情勢と一体の軍事作戦
⑷ アジア勢力圏化と戦争に走る日帝
Ⅲ スターリン主義か帝国主義か?――現在の中国の体制をどう見るか
⑴ 革共同はスターリン主義をどう考えてきたか?
⑵ スターリン主義は、破産すれば延命のために資本家とも手を組む
⑶ 破産した毛沢東時代の「一国社会主義建設」
⑷「改革・開放」政策の展開と社会主義初級段階論
⑸ 習近平時代、中国スターリン主義の新たな段階と危機
⑹ 本来の資本主義とはやはり異質なもの
Ⅳ 中国スターリン主義打倒へ――労働者の国際連帯で世界革命を
⑴ 中国スターリン主義揺るがす危機
⑵ 新たな中国革命は労働者を軸に、農民、諸民族をも一体で解放する
⑶ 「反帝国主義・反スターリン主義世界革命」綱領の深化を

News & Review
中東/新たな中東戦争に突進するトランプ

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
―労働者の戦争動員― 第1回~第2回

■社会保障解体と闘う(29)確定拠出年金導入の狙い

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第6回)

(一部内容紹介)

中国労働者 自主労組結成へ
■揺らぐ中国共産党・習近平体制
■世界革命へ新たな展望を開く

はじめに

中国で新たな自主労組結成の運動が、大弾圧の中で始まりつつある。それが中国スターリン主義の暴力的支配を、根底において揺るがしている。中国の労働運動は、一つの歴史的な転回点を迎えつつある。
第Ⅰ章では、この始まった中国での自主労組結成運動について具体的な状況を見るとともに、従来の中国での労働運動をも振り返りながら、今回の転回点といわれる意義と展望について考えていきたい。
第Ⅱ章では、こうした労働運動の転回点をもたらした大きな背景として、米中対立の激化と中国経済の危機の深化があり、世界戦争危機があることを見ることで、今日中国の労働運動で起きていることが中国での新たな革命、そして世界革命に連なる事態であることを考えていきたい。
第Ⅲ章では、以上の新たな状況への突入という中で、そもそも中国とは何なのか? 中国スターリン主義とは何なのか? 「反帝国主義・反スターリン主義世界革命」綱領の原点に帰って考えてみたい。
第Ⅳ章では、中国での新たな労働運動の転回点への突入の中で、深まる中国スターリン主義の具体的な危機を明らかにし、まさに求められているのが国際連帯であり、「反帝・反スターリン主義世界革命」であることをはっきりさせていきたい。

 

国際労働運動vol.39-EU諸国に広がるストの波

国際労働運動vol.39『EU諸国に広がるストの波』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。電子書籍版も発売中(AmazonKindle、400円)。

■羅針盤/改憲阻止の決戦に立とう

EU諸国に広がるストの波
■国境を越えて団結するEU労働者
■戦後世界体制の総崩壊とEU情勢

はじめに
Ⅰ 英・仏・中東欧で頻発するスト――国境越えた労働者の統一行動
⑴ 激動期に突入したイギリス
⑵ 仏国鉄労働者の闘争に学生が連帯
⑶ 右翼政権と闘う中東欧の労働者
⑷ 国境を越えた非正規労働者の決起

Ⅱ 英のEU離脱めぐる激動――中東欧諸国の政治反動の深まり
⑴ トランプの「アメリカ第一」と英のEU離脱
⑵ EUの始まり―独仏同盟の形成
⑶ EUによる中東欧諸国の包摂
⑷ 中東の激動と難民問題の発生
⑸ 中・東欧諸国の極右政権化と移民・難民排斥

Ⅲ EUの歴史的形成・変容・崩壊――大爆発する新自由主義の矛盾
⑴ 労働者の国際連帯こそ勝利の道
⑵ EUの直面する諸問題
⑶ ヨーロッパ統合の戦後史的展開
⑷ 新自由主義下のEUの変容と階級的激動
⑸ 新自由主義を階級的団結で打倒しよう

News & Review
韓国/サンヨン自動車が解雇者復職で合意

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
繰り返すな戦争―日帝のアジア侵略― 第1回~第4回

■社会保障解体と闘う(28)こども園の統廃合に反対

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第5回)

(一部内容紹介)

EU諸国に広がるストの波
■国境を越えて団結するEU労働者
■戦後世界体制の総崩壊とEU情勢

はじめに

11・4全国労働者総決起集会―改憲阻止!1万人大行進は、改憲・戦争阻止の闘いを圧倒的に前進させるものとして勝ち取られた。アメリカ、韓国、ヨーロッパ、中国など全世界で続々とストライキ闘争に決起している労働者階級と国際的に連帯して新自由主義の労働運動解体攻撃と闘いつつ、新たな世界戦争を阻止する闘いの決定的前進が日本でも勝ち取られたのだ。
11月労働者集会の大成功は改憲と戦争に突進している安倍政権に重大な打撃を与えている。この闘いは米帝トランプとともに東アジアにおける新たな侵略戦争に突進している安倍政権と米帝トランプ政権に対し、日本、韓国、アメリカ、中国の労働者が国境を越えて国際的に団結して闘う重要な突破口を切り開いた。まさにこのような闘いこそが世界戦争を阻止する唯一の道であることを全世界に指し示している。
われわれはこのような労働者階級の国際的団結をさらにいっそう発展させることによって、新たな世界戦争が始まる前に阻止する世界的な運動をつくり出していくであろう。
そのためにはわれわれは韓国、アメリカ、ヨーロッパ、中国など全世界で、各国の労働者階級が今日いかなる階級的闘いを組織して闘っているのかを正確に把握し、その闘いと国際的に連帯する運動を全世界に創出していかなければならない。
本特集は、このような日本の労働者人民の闘いと一体となって、EU全域でストライキ闘争で新自由主義と闘いつつ、世界戦争を労働者の国際的団結で阻止しようと歴史的決起を開始したEU労働者の闘いに肉薄している。
第Ⅰ章は、EU全域で澎湃と巻き起こっている労働者階級の新自由主義政策に対するストライキ闘争の新たな発展の姿を具体的に紹介している。イギリスのEU離脱に関する再度の国民投票を要求する67万人の大デモや、全国57大学4万人の講師の全国統一スト、鉄道労働者の「一人乗務反対」のストライキなどが紹介されている。またフランスの鉄道労働者のストライキと、それを支援する大学進学制度の改悪に反対する大学生と高校生の闘いの意義を明らかにしている。東欧諸国の反動政権と闘う労働者の新たな闘いについて論及している。
第Ⅱ章は、イギリスのEU離脱などをはじめとするEUの解体情勢の下で、増大する域内移民労働者の国境を越えた団結と闘いが発展している現状が明らかにされている。またEUに加盟した東欧諸国の諸政権の反動化に対する労働者階級の反撃の開始がEU内の階級闘争に与える影響についても言及している。
第Ⅲ章では、現在EUが直面する諸問題を説き明かすとともに、ヨーロッパ統合の歴史的経緯が明らかにされている。その上で現在のEUにおける新自由主義的労働者支配の現実を階級的労働運動で打ち砕く闘いの重要性が明らかにされている。

 

 

国際労働運動vol.38-全学連の改憲阻止宣言

国際労働運動vol.38『全学連の改憲阻止宣言』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。電子書籍版も発売中(AmazonKindle、400円)。

■羅針盤/11・4全国労働者集会の大成功を

全学連の改憲阻止宣言
■高原恭平新委員長体制を確立!
■改憲・戦争と一体の「大学改革」粉砕

はじめに
9・9革共同集会での全学連の決意表明
Ⅰ 全学連・高原新執行体制を確立――全学連大会が切り開いた地平
⑴ 高原委員長―加藤書記長が立つ
⑵ 今秋改憲阻止決戦への号砲
⑶ 改憲―「大学改革」粉砕へ
⑷ 全国学生運動の路線的総括の深化
⑸ 天皇制・オリンピック粉砕を重要課題に
⑹ 革命的選挙闘争にうって出る
⑺ 権力の弾圧策動をうち破る団結
全学連大会 獄中メッセージ

Ⅱ 改憲―「大学改革」粉砕を――「ボランティア」は現代版学徒動員
⑴ 「大学改革」攻撃の現段階
⑵ 「教育の充実」掲げた改憲攻撃粉砕へ
⑶ 五輪「ボランティア」は現代版学徒動員

Ⅲ 東大と東大学生運動の歴史――日帝の要に対する学生運動の中心
①東京大学の歴史と性格 / ②『国体新論』絶版事件 / ③戸水事件 / ④東大新人会誕生と森戸事件 / ⑤東大新人会の伸長と解散 / ⑥滝川事件と天皇機関説事件 / ⑦人民戦線事件と学徒出陣 / ⑧東大学生運動の復権へ

韓国/11月ゼネスト闘争に向かう民主労総

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
―憲法をめぐる激突― 第4回 実力で獲得した労働基本権

●マルクス主義・学習講座 一から学ぶ『共産党宣言』(第4回)

(一部内容紹介)

全学連の改憲阻止宣言
■高原恭平新委員長体制を確立!
■改憲・戦争と一体の「大学改革」粉砕

はじめに

9月1日~2日に東京都内で開催された全学連第79回定期全国大会は、高原恭平委員長(東京大学)―加藤一樹書記長(京都大学)を中軸とする若き新執行体制を確立し、歴史的成功を収めた。そして、安倍晋三が9月20日の自民党総裁選3選を経て、10月末にも開会する臨時国会で自民党改憲案を発議しようと狙っている緊急情勢に対し、「改憲発議阻止! 『大学改革』粉砕!」を全国学生運動の基軸路線とし、総力で闘うことを決定した。
日本帝国主義の改憲攻撃の核心は、「平和主義」を謳う現行憲法9条に「9条の2」を新たに書き加え、国家自衛権と自衛隊を明記して、「自衛」の名の下に日帝が全面的・世界的な自衛隊展開=侵略派兵に乗り出していくことにある。それは軍事面にとどまらず、安倍が一貫して「戦後レジームからの脱却」を掲げ続けるように、現行憲法に象徴される「戦後民主主義的」な社会のあり方を根本的にひっくり返し、労働者・学生の権利や団結を破壊し、第1次世界大戦時や第2次世界大戦時と同じく、帝国主義間・大国間の市場・資源・勢力圏をめぐる激烈な争闘戦に日帝も生き残りをかけて参戦しようとするものだ。
改憲攻撃とは「戦争か革命か」を問うものであり、改憲・戦争を止める道は、戦争でしか生きることのできない資本主義・帝国主義体制を、労働者民衆の国境を越えた団結で打倒する中にある。全学連大会は、この歴史的大闘争の最前面に学生運動が踊り出ることを宣言した。未来を担う存在であるにもかかわらず、「戦争・貧困」という新自由主義の矛盾が最も集中する青年・学生こそ、改憲阻止決戦の主役となろう。全国学生は自らのキャンパスから立ち上がり、改憲発議阻止へ秋の国会闘争へ攻め上ろう。
同時に大会は、改憲阻止決戦の重要な一環として革命的選挙闘争を闘い、来年4月の統一地方選・杉並区議会議員選挙に洞口ともこさん(前進チャンネル・キャスター)を、同7月の参議院議員選挙・東京選挙区に斎藤いくま君(前全学連委員長)を擁立することを決定した。
本号は全学連運動特集となる。第Ⅰ章では、「全学連大会議案」に全面的に沿って、大会が切り開いた重要な路線的地平を共有したい。第Ⅱ章では、大学キャンパスで改憲―「大学改革」攻撃を迎え撃つにあたり、東京五輪ボランティアとの対決を中心に訴える。第Ⅲ章では、日本学生運動における東大生の闘いの位置について、戦前に焦点を絞って確認したい。10・21国際反戦デー全国一斉行動~臨時国会開会日弾劾闘争~11・4全国労働者総決起集会への大結集をかちとろう。

国際労働運動vol.37-世界大戦の道 トランプ貿易戦争

国際労働運動vol.37『世界大戦の道 トランプ貿易戦争』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。電子書籍版も近日発売(AmazonKindle、400円)。

世界大戦の道 トランプ貿易戦争
■世界を破壊する米中制裁・報復合戦
■羅針盤/安倍の改憲・戦争阻止する大行進を

はじめに
Ⅰ 世界覇権めぐる米中貿易戦争
――米帝の没落と中国の台頭
【1】貿易戦争の放火者はアメリカ
⑴ トランプ通商政策が18年本格発動
⑵ 中国との「合意」を踏み破る米国
⑶ 南北朝鮮首脳会談、米朝首脳会談と一体の過程
⑷ 通商と軍事―米韓FTA再交渉
⑸ 自動車・部品に追加関税を課す輸入制限を検討
【2】米帝の没落と戦後体制の破壊
⑴ 世界大恐慌の進展・激化としてついに貿易戦争が火を噴いた
⑵ 貿易のラセン的縮小と世界経済の収縮の始まり
⑶ 中国の全面的屈服を要求
⑷ ハイテク(先端技術)分野での攻防
⑸ 通商問題と軍事問題の一体性
⑹ 世界支配をかけた対立
【3】帝国主義同士の激突へ
⑴ WTOの枠組みを破壊
⑵ EUとの対立の表面化

Ⅱ 自動車をめぐる日米争闘戦――日帝最後の生命線=自動車産業
⑴ 日帝製造業の衰退と自動車産業
⑵ 海外市場への依存深める自動車産業
⑶ 自動車めぐる日米争闘戦
⑷ 国家的争闘戦として激化

Ⅲ 戦争・改憲を阻止しよう――自民改憲案の国会提出を許すな
⑴ 帝国主義の戦後世界体制
⑵ 帝国主義規定を解体する日本共産党
⑶ 改憲阻止・日帝を打倒しよう

News & Review
ヨーロッパ/トランプの戦争政策と西欧帝国主義

■社会保障解体と闘う(27)シェアハウス投資の破綻

●学習論文
第一次世界大戦突入時のドイツ階級闘争(下)

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第3回)

(一部内容紹介)

はじめに

青年・学生を先頭に、労働者人民の未来をかけて改憲阻止決戦の壮大な爆発をかちとろう。
臨時国会での発議を狙う安倍の改憲案は、新たな条文としての「9条の2」を新設することで、現行9条を解体し、もって9条を柱に成り立っていた憲法体系全体を自衛隊と戦争を主語としたものへと180度転換させるものである。そして、憲法と同時に、階級的力関係をひっくり返し、自衛戦争の名による侵略戦争、軍事力による勢力圏獲得戦への歯止めを取り払おうとしている。
それは何よりも、目の前で進行している資源・市場・勢力圏をめぐる争闘戦と、切迫している朝鮮戦争情勢に、必死にかみこみ、主体的に参戦することをかけたものである。日本帝国主義(日帝)・安倍政権は、歴史的にも現在的にも、戦争のできない帝国主義、核兵器を持たない帝国主義として、重要な政治・外交過程から弾き飛ばされている。
日帝が存立基盤としてきた戦後世界体制の最後的崩壊と争闘戦・戦争の時代への突入の中で、その危機性は極限的になっている。そこからの突破と死活的飛躍をかけて、安倍政権は改憲攻撃に必死に突き進んでいるのだ。ゆえに改憲阻止は日帝打倒以外には決着のつかない闘いだ。
こうした日本帝国主義の危機性をつかむためにも、争闘戦・戦争の時代の全体像を明らかにするものとして、米中を軸に勃発している貿易戦争に焦点を当てる。
第Ⅰ章は米中貿易戦争についての分析である。貿易戦争は完全に1930年代的様相に発展し、戦後史を画する事態へと進展している。その核心はアメリカ帝国主義(米帝)の没落であり、トランプ政権が国家の存亡をかけて非和解的な通商政策を開始したということだ。戦後世界体制の破壊者として登場し、世界を分裂・対立・争闘へとたたき込んでいるのである。
それは、米中の対立として始まっているが、米欧日の帝国主義同士の激突へと発展していかざるをえない。そのことが、鉄鋼関税の発動と自動車関税の検討で表面化した。
この点を第Ⅱ章で、自動車産業をめぐる世界的争闘戦として明らかにしている。それは世界市場の争奪戦と覇権争いであり、資本と国家を貫くつぶし合いの時代への突入である。何よりも自動車産業は日帝の存在を左右する唯一無二の生命線であり、ここでの争闘戦の非和解的激化は日帝を絶望的危機にたたき込んでいる。これこそ安倍改憲攻撃の根底にあるものだ。
こうした米中貿易戦争と帝国主義間のむき出しの対立、世界戦争の時代への突入を明らかにすることが本稿の主目的である。
その補足として第Ⅲ章で、戦後世界体制について若干、基本的考え方を述べておいた。現在の社会体制は「資本主義の最高の発展段階」としての帝国主義である。戦後世界体制とは、大恐慌と世界戦争という破局を引き起こしながら、革命運動を圧殺したスターリン主義の存在によって延命した帝国主義が、米帝を唯一絶対的な基軸国とすることによってかろうじて成立した体制だ。戦後世界体制の崩壊こそ、階級闘争が戦争と革命の激突となる時代への突入だ。歴史選択をかけた闘いとして改憲阻止決戦に立ち上がろう。

 

国際労働運動vol.36-改憲・戦争を絶対阻止しよう

国際労働運動vol.36『改憲・戦争を絶対阻止しよう』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。電子書籍版も発売中(AmazonKindle、400円)。

改憲・戦争を絶対阻止しよう
《総特集》
■今秋臨時国会での改憲発議を阻止
■改憲・戦争する国の再来許さない
■共産党の「自衛戦争」論を批判する
■改憲・戦争阻止!大行進を全国各地に
■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう

はじめに
第1章 今秋臨時国会での改憲発議を阻止
――安倍の9条改憲案を徹底的に批判する
⑴ 杉田水脈発言を弾劾する
⑵ トランプの戦後秩序破壊の暴挙
⑶ 戦争のための9条改憲
⑷ 安倍の9条改憲案=「9条の2」新設
⑸ 改憲阻止・日帝打倒を
第2章 改憲・戦争する国の再来許さない
――労働運動再生し、安倍政権を打ち倒そう
⑴ 改憲先取り、自衛隊再編と軍備増強
⑵ 国とは安倍のこと、モリカケの真実
⑶ 治安維持法の再来=共謀罪許すな
⑷ 労働者の戦争動員を拒否しよう
⑸ 改憲と一体の「働き方改革」弾劾
⑹ 連合の改憲勢力化・野党の翼賛化
第3章 共産党の「自衛戦争」論を批判する
――日本もアメリカも「帝国主義ではない」
第4章 改憲・戦争阻止!大行進を全国各地に
――産別・戦線に拠点を
国鉄―動労千葉、教育労働者、自治体労働者、
全学連、星野闘争
第5章 「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
――改憲阻止闘争の歴史的意義
―その実相に迫る―
①戦慄の記録 アジア・太平洋戦争
②今も終わっていない朝鮮戦争
③イラク戦争 デマねつ造し開戦
―憲法をめぐる激突―
①戦後革命の中で生まれた9条
②戦後憲法と日米安保は一体
③国家緊急権は戦時体制づくり

安倍首相は、9月の自民党総裁選で3選を果たし、秋の臨時国会で、憲法改悪の国会発議に踏み込もうとしている。今秋が改憲阻止の大決戦になる。1000万人の決起で阻止しよう。
自民党憲法改正推進本部は「改憲4項目」を掲げている。重大な項目は9条改定と「緊急事態条項」。9条改定はこれまでの9条1項(戦争放棄)と2項(戦力不保持、交戦権否認)をそのまま残した上で、「9条の2」を新設し、「前条の規定は……自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として……自衛隊を保持する」と自衛隊を明記して前条を全面的に否定するものだ。
そして「緊急事態条項」の新設がある。これは、戦前の「戒厳令」の復活であり、戦争のために国家と軍隊の安全をすべてに優先させ、民衆の生活も基本的人権も軍靴で踏みにじるものだ。
全国で「改憲・戦争阻止!大行進」に結集し、今秋改憲阻止決戦を大爆発させよう。
本号をそのための総特集としました。
第1章は、なぜ安倍首相が改憲・戦争の攻撃に出ているのか、全面的に明らかにしている。
第2章は、改憲の攻撃と一体となって進んでいる軍拡・共謀罪など6項目を提起している。
第3章は、改憲・戦争阻止ではなく、改憲・戦争賛成の日本共産党を批判している。
第4章は、7・1国鉄集会における国鉄労働者、教育労働者、自治体労働者、全学連の発言、そして星野再審連絡会議の決意表明です。
第5章は資料「繰り返すな戦争シリーズ」です。
ぜひ活用してください。