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国際労働運動vol.54-「ろうそく革命」完遂へ進む韓国

国際労働運動vol.54『「ろうそく革命」完遂へ進む韓国』を発行しました。全国の書店で発売中(500円+税)。

 

羅針盤/関西生コン支部を絶対に守ろう

「ろうそく革命」完遂へ進む韓国
■ムンジェイン政権と激突する民主労総
■東アジア21世紀革命へ日韓の連帯を

はじめに
Ⅰ 再び資本・権力との全面対決へ――ムンジェインと労働者階級は非和解

⑴ 公約をかなぐり捨てたムンジェイン
非正規職の労災死亡に怒り/「非正規職をゼロにする」のウソ/財界と労働界の「大妥協」路線
⑵ ムンジェイン政権の本質
輸出頼みの韓国経済の危機/北朝鮮経済との結合を求める/旧パククネ勢力の策動
⑶ 100万人のチョンテイル
民主労総が100万人に拡大/プロレタリア革命の勝利へ

Ⅱ 「ろうそく革命」とは何だったか――民主労総のゼネストが切り開く

⑴ 新自由主義に対する怒りの噴出
IMF管理体制下の「大改革」/民主労総の結成と激闘/パククネ政権の登場/「労働市場の構造改革」/労働大改悪阻止のゼネスト闘争/世論を変えたストライキ/「スト支持」に民衆を獲得
⑵ 独裁政治の復活を阻む渾身の決起
不正選挙への怒り爆発/「内乱陰謀罪」発動の大弾圧/全教組に対する「法外労組」通告/セウォル号の沈没事故/統合進歩党を強制解散に/ハンサンギュン委員長の誕生/歴史教科書書き換えで激突/サード配備反対闘争の爆発/「パククネを監獄へ!」/反革命軍事クーデターの画策
⑶ ゼネストと民衆総決起
ハンサンギュン執行部の闘い/ゼネスト闘争の始まり/正規職と非正規職の団結/農民、露天商など全民衆が合流/闘いは止められない/青年・学生の大量の決起

Ⅲ 戦後革命期をもこえる大激動――米日帝の朝鮮侵略戦争を許すな

⑴ パククネ打倒のもつ意味
歴代軍事独裁の中枢にいた勢力を打倒 / 戦前以来の歴史の革命的決着を求めて
⑵ 帝国主義支配の崩壊に恐怖する米日帝
対北朝鮮の「作戦計画5015」/米軍が先制攻撃を策動/米朝首脳会談の本質/最大の恐怖をつのらせる日帝・安倍/民主労総に学び日本労働運動の再生を
●資料 鉄道労組の闘争宣言「鉄路の軌跡」

News & Review
◆中東/米帝の新たな中東侵略戦争を阻止しよう
◆日本/安倍の施政方針演説を批判する
◆香港/香港医院管理局労働組合がスト突入

■社会保障解体と闘う(40)介護保険制度21年度改定

■マルクス主義・学習講座 『ドイツ・イデオロギー』(第6回)

(一部内容紹介)

「ろうそく革命」完遂へ進む韓国
■ムンジェイン政権と激突する民主労総
■東アジア21世紀革命へ日韓の連帯を

はじめに

2017年3月、韓国の労働者民衆は、「ひっくり返そう!財閥の世の中、打ち倒そう!資本家の政府」と叫んで決起し、パククネ前政権を打倒した。強大な権力をほしいままにしてきたパククネを実力で大統領の座から引きずり降ろし、監獄にたたき込んだのだ。
「ろうそく革命」と呼ばれたこの勝利から3年。この闘いを最先頭で労働組合のゼネストによって切り開き、支えた民主労総(全国民主労働組合総連盟)は今日、「ろうそく革命の完遂」を求める新たな闘いに突入している。パククネを打倒した後に登場したムンジェイン政権が、財閥を解体して「労働者が生きられる社会」をつくるという労働者階級の要求を今や公然と投げ捨てて、資本家階級と再び結託して労働者を犠牲にする政策を推し進めているからだ。韓国情勢は再び、革命か反革命かの大激突に向かって進み出している。
他方で日本帝国主義・安倍政権は、韓国での闘いが日本の労働者階級の階級的魂を揺り動かし、安倍打倒・日帝打倒の闘いに火をつけることに心底から恐怖している。そして今や、対北朝鮮のみならず、韓国・ムンジェイン政権への敵視政策を露骨に展開している。さらに対中対決政策のもとで東アジア全域の軍事的再制圧・再支配を狙うアメリカ帝国主義・トランプ政権との日米軍事同盟を強め、米帝とともに朝鮮半島への新たな侵略戦争突入を狙って、改憲攻撃にますます自らの延命の一切をかけて突き進んでいる。
ここにおいて、日本の労働者階級に問われている課題を明確にする上でも、韓国「ろうそく革命」とそこに至る民主労総のゼネスト闘争のもつ歴史的位置と大きさを改めてつかみ直したい。資本・権力と真っ向から激突して闘われたこの数年間にわたる死闘は、朝鮮半島をめぐる戦争情勢の急切迫の中で、大恐慌と戦争を内乱=革命に転化していく現実性を労働者階級の具体的な闘いの姿をもって全世界に示すものであった。その流れは、現在の香港の闘いにも引き継がれている。
◇    ◇
本稿ではこの観点から、第Ⅰ章でまず、ムンジェイン政権と民主労総との対決構造を明らかにし、第Ⅱ章で「ろうそく革命」とは何だったか、それはどのようにしてかちとられたかを明らかにする。さらに第Ⅲ章で、韓国における闘いの進展が、米日帝による朝鮮侵略戦争を阻止する闘いとも結合しつつ、東アジアにおける帝国主義打倒・スターリン主義打倒の21世紀革命への展望を必ずや開くこと、日韓労働者の国際連帯の発展と日本の労働者の階級的大決起が今こそ求められることを訴えたい。

 

 

国際労働運動vol.53-没落するアメリカ 中東は戦乱の渦

国際労働運動vol.53『没落するアメリカ 中東は戦乱の渦』を発行しました。全国の書店で発売中(500円+税)

羅針盤/改憲阻止・日帝打倒へ総決起を

没落するアメリカ 中東は戦乱の渦
■シリア・クルド人自治区にトルコ軍侵攻
■中東全域に広がる労働者人民のデモの波

Ⅰ クルド人見捨てたトランプ――シリアもロシアもトルコを黙認

戦乱渦巻く中東 / トルコ軍のクルド人撃滅戦争 / トルコと米帝との取引 / シリアとロシアもトルコの侵攻を黙認 / 安全地帯予定地からクルド撤退 / 安全地帯の意味するもの

Ⅱ 東アジア重視下の中東戦略――戦術核使用を作戦化する米軍

国益重視の中東政策への転換 / 中東からの米軍撤退政策 / トランプの中東政策を規定する諸要因 / シェールオイル増産の持つ意味 / イスラエルを守るための戦争の可能性 / 環境破壊のシェールオイル政策 / イランとの対決政策 / トルコ、サウジの基地も使用不可 / 唯一の選択肢は戦術核

Ⅲ 対米対抗的な中・ロの突出――「一帯一路」の要にイスラエル

新たな再分割戦に突進する中国 / イスラエルにも進出する中国 / シリアにも冒険的に進出 / ロシアの中東への関与強化 / ロシアの権益の拡大 / 米帝の中東支配の崩壊促すロシア

Ⅳ 労働者人民の新たな決起――イラン・イラク・レバノン・エジプト

激動期に再び突入した中東 / イランで体制変革を求めるデモの波 / 現体制への不満の爆発 / イラクで反政府デモ / 米帝の支配を覆す新たな闘い / レバノンでも宗派を超えたデモ / エジプト、アルジェリアでも民衆が決起 / 戦時体制下で闘うトルコの労働者 / 自衛隊の中東派兵許すな / 改憲と自衛隊合憲化のための派兵

News & Review
◆韓国/200万人組織化へ進撃する民主労総
◆ヨーロッパ/仏「年金改悪反対」、伊「イワシ運動」
◆日本/日米貿易協定の可決弾劾

■社会保障解体と闘う(39)年金改悪にゼネストとデモ

■マルクス主義・学習講座
『ドイツ・イデオロギー』(第5回)

(一部内容紹介)
没落するアメリカ 中東は戦乱の渦
■シリア・クルド人自治区にトルコ軍侵攻
■中東全域に広がる労働者人民のデモの波

はじめに

帝国主義の戦後世界体制の盟主である米帝の世界的支配能力の衰退と米中対立の激化という情勢のもとで、東アジアにおける戦争の危機が切迫している。米帝はこの戦争に勝利するために、世界の各地に配備した米帝の軍事力の総力を結集して東アジアでの戦争に備えようとしている。こうした中で、米軍の軍事的支配体制が弱体化した中東では、トルコ、イラン、ロシア、中国などの利害が入り乱れ、相互の対立が激化して戦乱が渦巻く情勢に突入している。
だが他方で、米帝の中東支配力の衰退という情勢下で、帝国主義による中東の支配体制と中東各国の支配階級の独裁体制を打ち破る労働者人民の新たな闘いが開始されている。とりわけ、戦乱と帝国主義の軍事的圧力に苦しめられてきたイラクやイランの労働者人民による社会の根本的改革を求める新たな闘いは中東全域に拡大しようとしている。新たな「アラブの春」とも言うべき闘いが開始され、帝国主義の中東支配を根底的に覆す革命的闘いへと発展しようとしているのだ。本特集ではそうした中東の現実を具体的に紹介する。
第Ⅰ章では、クルド人の自治・独立を求める闘いを解体しようとするトルコの軍事侵攻の意味するものと、クルド人独立運動に対する米帝および周辺諸国の反動的立場からの介入について明らかにする。
第Ⅱ章では、米帝トランプの中東政策がどのような戦略的観点から打ち出されているのかを分析する。
第Ⅲ章では、米帝の中東支配の危機に対して自国の利害をむき出しにして介入するロシアと中国の中東政策の現状について分析している。
第Ⅳ章では、中東諸国の崩壊的危機を根本的に克服し、人間として生きることのできる社会を再構築しようと決起し始めたイランやイラク、レバノン、エジプトなどの労働者人民の闘いの新たな発展について紹介する。またこの章では中東に新たな戦乱をもたらしながら、自衛隊の合憲化、憲法改悪を狙う安倍政権の中東への日帝自衛隊派兵の反動的試みについて暴露し、弾劾している。

国際労働運動vol.52-中国ゆるがす香港怒りのデモ

国際労働運動vol.52『中国ゆるがす香港怒りのデモ』を発行。全国の書店で発売中(500円+税)。

■羅針盤/香港の闘いと連帯し安倍打倒を

中国ゆるがす香港怒りのデモ
■200万デモ、警察の弾圧と全面激突
■中国「大国化」構想の足元を崩す闘い

Ⅰ 200万人デモと連日の激突――青年労働者・学生が変革をかけて

香港の歴史 / 大国による香港支配への怒り / 「逃亡犯条例」 / 200万人デモの大爆発 / 闘いを先導する労働組合 / デモの先頭に立つ青年労働者・学生 / 労働者の「五大要求」 / 実力闘争と非暴力主義の対立の克服 /  「覆面禁止法」との闘い / デモ弾圧で学生の命奪う警察許すな

Ⅱ 50年までに中国「大国化構想」――経済・軍事で米に勝つ大国化宣言

米中貿易戦争がエスカレート / 『社会主義現代化強国』の三つの柱 / ①「中国製造2025」 / IT、AI技術の推進 / ②「一帯一路」政策 / 中国経済の行き詰まり / 米帝トランプと非和解的な激突 / ③「広州・香港・マカオ」大湾区構想

Ⅲ 習体制が香港デモに恐怖の叫び――本土労働者、諸民族への波及を恐れ

⑴ 習近平体制の危機の進行
⑵ 香港での決起は、中国の労働者人民、諸民族の決起を呼び起こす
⑶ 台湾問題の大きさ

Ⅳ 今こそ労働者の国際連帯を――カタルーニャ、台湾、韓国、日本など

⑴ 香港で進む新たな国際連帯
⑵ 武力鎮圧を絶対に許すな!
⑶ 11月の地平を踏まえ、今こそ労働者の国際連帯の発展を!

NEWS & REVIEW
アメリカ/全米自動車ストとシカゴ学校スト
日本/改憲阻止は階級闘争の最先端

◆社会保障解体と闘う(38)「保育無償化」とは何か?

■マルクス主義・学習講座
『ドイツ・イデオロギー』(第4回)

(一部内容紹介)

中国ゆるがす香港怒りのデモ
■200万デモ、警察の弾圧と全面激突
■中国「大国化」構想の足元を崩す闘い

はじめに

2019年6月より、香港で「逃亡犯条例」の改悪に反対して、歴史的な大規模デモが連日闘われている。このデモは、米中対立の激化の中で、中国スターリン主義そのものを揺るがし、習近平政権がとっている中国大国化構想を危機に追い込んでいる。そして経済面では、今年打ち出された発展戦略である「広東省・香港・マカオ大湾区」構想を破産させ、「一帯一路」政策の発展を阻むものにもなろうとしている。政治面でも、中国スターリン主義の支配体制を激しく揺さぶり、中国大陸部での労働者の決起、そしてチベットやウイグルなどの諸民族の解放運動への決起を促すものであり、その支配体制の崩壊につながりかねないものとなっている。さらに台湾政策の展開にも影響を与えている。
したがって、香港の事態は中国スターリン主義の生命線に関わるものであり、香港の労働者民衆の闘いは、中国スターリン主義打倒の展望を示し、さらに帝国主義とスターリン主義の戦後世界体制を転覆する世界革命の展望にもつながっている。
本論では、今の香港情勢を切り口として、中国スターリン主義の抱える体制的危機を明らかにしようとするものである。
第Ⅰ章では、この「逃亡犯条例」改悪案に反対する香港民衆の闘いの経過について、「一国二制度」など歴史的な背景にも触れながら紹介する。
第Ⅱ章では、米中対立の激化の中で中国スターリン主義が2049年(中国革命100周年)までに進めようとしている中国大国化構想、その要をなす「広東省・香港・マカオ大湾区」構想を紹介し、今回の香港デモが中国の大国化構想そのものを揺るがす存在になっていることを論じる。
第Ⅲ章では、この香港の闘いによっていかに今中国スターリン主義・習近平体制が追いつめられているか、とりわけ民族問題や労働者の闘いに与えている影響、さらに台湾問題について言及し、この闘いの歴史的な重要性をはっきりさせたい。
第Ⅳ章では、香港の労働者民衆の勝利のために決定的に重要なのが国際連帯であることを明らかにする。

国際労働運動vol.51-EU離脱で大揺れのイギリス

国際労働運動vol.51『EU離脱で大揺れのイギリス』を発行。全国の書店で発売中(500円+税)。

■羅針盤/改憲阻止の本番へ進もう

EU離脱で大揺れのイギリス
■離脱混迷の根底にあるEU危機の深化
■新自由主義うち破る労働者のスト決起

はじめに

Ⅰ 世界の激動とEU離脱――戦後のイギリス階級闘争を総括
【1】EU離脱に至るイギリス・EU関係
⑴ 第2次世界大戦―戦後革命とイギリス労働党
⑵ 73年EEC加盟実現直後から「離脱か残留か」の分裂
⑶ サッチャーと保守党18年長期政権
⑷ 「ニューレーバー・新労働党」ブレア登場
⑸ 東欧圏崩壊によるEUの変貌とイギリスのEU離脱衝動
【2】08年世界大恐慌とEU・ECB・IMF下のヨーロッパ
⑴ 07年パリバ、08年リーマン・ショック
⑵ 世界大恐慌と争闘戦激化の下でのEU
【3】イギリスとアイルランドの歴史

Ⅱ EUの基軸ドイツ経済の失速――核心は自動車産業の衰退

Ⅲ EU労働者のゼネスト決起――イギリス、イタリア、スペイン、フランス、ドイツから
■イギリス
病院、航空、郵便などでストライキ
■イタリア
新政権に対しゼネストで決起
■スペイン
カタルーニャ分離・独立運動、50万人のデモとゼネスト
■フランス
黄色いベスト運動、1周年を迎え、労組との連帯強める
■ドイツ
ベルリン都市高速鉄道の民営化阻止の闘い
■難民問題の新たな展開―― 排外主義との闘い

●翻訳資料
米統合参謀本部が『核作戦』報告書
――核先制使用の具体的計画――

●学習資料 ベトナム戦争時の米軍内の抵抗運動(下)

◆社会保障解体と闘う(37)評価制度を粉砕した草津病院労組

■マルクス主義・学習講座
『ドイツ・イデオロギー』(第3回)

(一部内容紹介)

EU離脱で大揺れのイギリス
■離脱混迷の根底にあるEU危機の深化
■新自由主義うち破る労働者のスト決起

はじめに

2016年、僅差の国民投票結果でメイ英首相は、「国家主権をEUから取り戻す」とイギリスのEU(欧州連合)離脱を表明した。その直後から「国民投票のやり直し」を要求する党派を超えた大規模デモが広がった。
離脱案をめぐる国論二分の数年を経て、2019年7月、メイ首相が退陣し、同じく保守党のジョンソン首相のもとで19年10月の期限を迎えた。離脱強硬派ジョンソンの「期限内離脱強行案」をイギリス国会は否決した。
現在、ジョンソン政権は、20年春までの離脱延期をEUに申請し、EUがそれを承認した。12月総選挙を提案し、決着を付けたいと提案しているがその見通しはつかない。
イギリスのEU離脱問題は、イギリス社会の激震にとどまらず、EUを揺るがしている。イギリスは経済力でドイツに次ぐ位置を占める。かつての大英帝国から没落したとはいえ、金融的にはアメリカに次ぐ世界的位置を占めている。世界的な産業サプライチェーンの位置も大きい。さらにEU内外からの外国人労働者、移民・難民の受け入れ国としても独自の関係をつくってきた。
軍事では、NATO(北大西洋条約機構)の一員として独自の軍事力を誇示している。最近のホルムズ海峡緊張の局面では、トランプの提案する「有志国軍隊」の派遣にヨーロッパで賛同している唯一の国である。
すでにイギリスは、19年5月に行われたEU議会選挙には参加していない。労働目的でイギリスに入国する外国人は、前年に比して40%減少している。最も多数を占めるポーランドからの出稼ぎ労働者は、最大時には100万人に及んだが、16年以降は減少し続けている(13㌻の図参照)。
第Ⅰ章は、EU離脱問題を戦後イギリス階級闘争史の全面的な総括の視点から捉えている。そしてEU危機とも一体であることを提起している。
第Ⅱ章は、EUの基軸であるドイツ経済の危機がEUの存立を揺るがすものであると暴く。
第Ⅲ章は、ゼネスト決起を含んだEU諸国階級闘争を紹介している。まさにここに未来がある。

国際労働運動vol.50-京大3学生への不当処分撤回を

国際労働運動vol.50『京大3学生への不当処分撤回を』を発行。全国の書店で発売中(500円+税)。

■羅針盤/改憲・戦争阻止の11・3集会へ

京大3学生への不当処分撤回を
■全学連大会、改憲・戦争阻止を宣言
■斎藤郁真前全学連委員長の初公判意見陳述

はじめに

Ⅰ 全学連大会で全国的団結――京大処分撤回闘争の爆発へ!
⑴ 改憲阻止決戦への突入を宣言
⑵ 京大3学生不当処分への怒り
◆被処分者・北村剛君の大会での発言
◆高原恭平委員長の大会のまとめの演説
⑶ 排外主義との対決と国際連帯
◆全学連大会へのメッセージ
◎大坂正明さん ◎星野暁子さん
⑷ 前進する京大処分撤回闘争
◆京大闘争史・年表(2011~19年)

Ⅱ 「大学改革」を全面的に暴く――非和解で対決する学生運動
⑴ 「大学改革」攻撃を歴史的に捉える
⑵ 国立大学法人化と「大学改革」攻撃
⑶ 「戦争・貧困・団結破壊」攻撃との対決
⑷ 全学連運動の歴史的復権への挑戦

Ⅲ 青年・学生こそ社会変革の主人公に――斎藤前委員長からのメッセージ
⑴ 斎藤郁真・全学連大会メッセージ
⑵ 斎藤郁真・初公判冒頭意見陳述

NEWS & REVIEW
◆韓国/外注化を断固拒否し、直接雇用要求し闘う
◆日韓/改憲攻撃を打ち破り日韓連帯を

●学習資料 ベトナム戦争時の米軍内の抵抗運動(上)
◆社会保障解体と闘う(36)ハンセン病患者運動と闘い
■マルクス主義・学習講座
『ドイツ・イデオロギー』(第2回)

(一部内容紹介)

京大3学生への不当処分撤回を
■全学連大会、改憲・戦争阻止を宣言
■斎藤郁真前全学連委員長の初公判意見陳述

はじめに

9月27日昼、斎藤郁真・前全学連委員長が京都拘置所から保釈・奪還された! 今年5月7日深夜に、「昨年7月の京都大構内でのビラまき」を口実として「建造物侵入」容疑で不当逮捕・起訴されて以来4カ月半。「キャンパスでビラをまいたら逮捕」――あまりにもでたらめな弾圧と長期身柄拘束に社会的怒りは広まり、9月24日の第1回公判直後に「保釈決定」をもぎりとった。決定的な勝利だ。斎藤前委員長は多くの労働者・学生・市民の奪還闘争への協力に感謝するとともに、今秋決戦の爆発と学生運動・労働運動へのあらゆる弾圧の粉砕、そして全学連運動の復権への烈々たる決意を語っている。
それに先立つ9月14~15日、全学連は東京都内で第80回定期全国大会を開催した。大会では、斎藤前委員長の即時奪還を全体の決意とするとともに、①大会直前に京大3学生に対して下された「無期停学」処分を全国学生への攻撃として捉え、処分撤回闘争を軸にした京大闘争の高揚に全学連の総力を傾注すること、②改憲・戦争阻止―安倍政権打倒の政治的決起の先頭に全学連が立つこと、の2点を強固に確認した。全学連は9月末からの後期授業開講と同時にただちに学生の中に飛び込み、宣伝・扇動戦と組織化の闘いを開始している。
この秋は、臨時国会での自民党改憲案発議をめぐる攻防を中軸にして、「再びの戦争を許すのか否か」「青年・学生の未来を実力でこじ開けるのかどうか」をかけた決戦局面となる。全学連運動こそが、京大闘争の爆発を突破口に階級闘争の最先頭で闘おう。
本稿は第Ⅰ章で、9月全学連大会が切り開いた地平を明らかにする。第Ⅱ章で、「大学改革」=新自由主義大学化攻撃を歴史的に捉えることと合わせ、その核心として「戦争・貧困・団結破壊」があることを批判する。第Ⅲ章で、斎藤前委員長の全学連大会メッセージおよび9・24初公判での冒頭意見陳述から、①青年・学生の世代的獲得に向けての課題、②「大学改革」攻撃との対決に該当する部分を抜粋して紹介する。

国際労働運動vol.49-「労組なき社会」狙うJRと闘う

国際労働運動vol.49『「労組なき社会」狙うJRと闘う』を発行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/弾圧粉砕し11・3労働者集会へ

「労組なき社会」狙うJRと闘う
■運転士・車掌廃止、安全無視の攻撃
■関西生コン弾圧粉砕し11・3集会へ

はじめに

第1章 第3の分割・民営化と闘う
1 「運転士・車掌」廃止の衝撃!
2 JRの基本路線―「変革2027」
3 自動運転と横浜シーサイドライン事故
4 ワンマン化への攻撃
5 歯止めなき外注化
6 駅の外注化・無人化
7 改憲攻撃と一体の「働き方改革」
8 鉄道事業を放棄・利益追求のJR
9 地方の消滅―JR北海道
10 安全の全面崩壊が始まる
コラム1 労働力人口の急減少

第2章 「労組なき社会」めざす安倍
1 官邸主導の安倍・葛西の戦略
2 東労組カクマルはどうなっているのか
3 社友会とは何か?
4 「就業規則変更」のモデルに
5 連合の支配体制の崩壊
6 資本の労働者支配の崩壊
コラム2 民営化の破綻の結果

第3章 労働運動再生に向けて
1 鉄道員の誇りをかけた闘い
2 職場代表選挙の闘い
3 国鉄1047名闘争の持つ力
4 地域から反乱が始まった
5 労組根絶―関生弾圧を粉砕しよう
6 11・3全国労働者総決起集会へ

News & Review
◆ヨーロッパ/弾圧強化に屈しない黄色いベスト運動
◆日韓/植民地支配責任を居直る安倍政権
◆香港/「逃亡犯条例」反対、170万人が終日デモ

■社会保障解体と闘う(35)

■マルクス主義・学習講座
『ドイツ・イデオロギー』(第1回)

(一部内容紹介)

「労組なき社会」狙うJRと闘う
■運転士・車掌廃止、安全無視の攻撃
■関西生コン弾圧粉砕し11・3集会へ

はじめに

▼日本の労働者に何が起きているのか
「20年間で時給は日本だけ低下!」。衝撃的事実が商業新聞に掲載された。1997年から2017年の20年間で、1人当たりの収入が9%も低下している。低下しているのは日本だけです。
また「アンダークラス」(平均年収186万円)と呼ばれる労働者が929万人に達しています。引きこもり、結婚できない、子どもの貧困、地方の消滅……社会問題が続発し、若者の未来を奪い続けている。すべては低賃金化によるものです。
この日本は世界的に見ても、労働者が生きられない国家へと一挙に変貌しています。
▼労組なき社会への大転換
一体、誰がこんな社会にしたのか? 世界と比べても日本社会でこれだけ労働者の権利が奪われたのは、労働組合が御用化され、力が弱まったからです。総評を解体し、連合を結成し、労働組合を労働者の手から奪い取ったからです。
安倍政権の「働き方改革」が、さらにこの社会を破壊し、資本のみが生き残る社会に転換しようとしています。
安倍はJRを突破口にしようとしています。18年2月、JR東労組の脱退攻撃から始まり、現在、「社友会」による支配への転換に舵を切っています。同時に、原則的に闘い続けている全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への1年にもわたる刑事弾圧がかけられています。これは、労働組合の基本的権利を認めず刑事免責を無視して「犯罪」とみなし、弾圧するものです。「労組なき社会」に向けた野望です。日本社会の大転換攻撃がかけられているのです。この背景に、東京五輪と天皇代替わりをもって2020年改憲に突き進もうという動きがあります。
▼社会の大転換―JRの攻防
私たちは、歴史選択の時に立っています。80年代、国鉄分割・民営化が社会に大変化をもたらしました。当時の中曽根首相は「総評・社会党を解体し、改憲を実行する」と国家の大改造を狙いました。今のJRにおける資本攻勢はそれよりもっと激しい。現在の攻防は、2000年代から始まった外注化攻撃(第2の分割・民営化)を超える、「第3の分割・民営化」攻撃をめぐる攻防です。
その象徴は、ジョブローテーション―運転士・車掌廃止の攻撃です。これは鉄道――社会そのもののあり方を変える大転換です。鉄道・社会を動かす中心である労働者を無視し、排除する大攻撃です。スイカや駅ナカビジネス―儲けこそすべてと居直る資本。この前代未聞の攻撃のすさまじさから、どの勢力も真正面から対抗できていません。JRで起きていることは、自治体や郵政、医療・福祉、全産別―全社会に波及する可能性があります。しかし、鉄道で働く誰もが衝撃を受けつつも、「これでいい」とは思っていません。
韓国では、鉄道の民営化に鉄道労組がストに立ち上がり、市民は「鉄道の民営化は悪」というキャンペーンを張り、あらゆる枠を超えて立ち上がった。これが、パククネ打倒のろうそく革命へ上りつめるエネルギーとなりました。このように、JRの大転換をつかみ、この攻防に勝ちぬこう。
▼改憲発議を阻止し、11月集会大結集を
安倍は、この秋から改憲発議に動き出しています。維新やN国党などのファシスト勢力をも利用し、韓国に対する排外主義扇動にのめりこんでいます。戦争・改憲阻止の闘いを今こそ押し広げよう。本誌が、11月3日に東京・日比谷野音で開催される全国労働者総決起集会に向けた大結集運動の一助となることを切に願います。

 

 

国際労働運動vol.48-米中対決が激化 迫る世界の破局

国際労働運動vol.48『米中対決が激化 迫る世界の破局』を発行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/改憲阻止の11・3労働者集会へ

米中対決が激化 迫る世界の破局
■日帝の韓国への貿易戦争突入を許すな
■世界の労働者の国際連帯で戦争阻止!

Ⅰ 米中対決―貿易戦争の現段階
――「世界の工場」中国の追い落とし狙う

⑴ 非和解的に激化する米中対決
⑵ 米国による対中対決政策の展開
⑶ 中国の対抗措置と米中協議

Ⅱ 世界戦争に舵切ったトランプ
――没落し中国潰しで絶望的な巻き返し

⑴ トランプが破壊するもの
⑵ 戦後体制の基本構造
⑶ アジア型生産体制の破壊が真の目的
⑷ 恐慌と戦争

Ⅲ 日米安保の見直しを迫るトランプ
――日帝は韓国への貿易戦争に突入

⑴ トランプの対日争闘戦
⑵ 日銀の緩和策の限界と危機
⑶ 安倍の改憲発議を阻も

NEWS & REVIEW
韓国/チャホノ旭非正規職支会長のインタビュー
イラン/切迫する米帝のイラン侵略戦争

Topics 世界と日本の動き
韓国/民主労総、非正規職6万人がゼネスト
米国/アメリカが先制核攻撃を計画
米国/「一斉摘発・送還やめろ!」
日本/旭支援共闘会議が1周年集会
日本/旭支援共闘会議、AGC本社を包囲
日韓/65年日韓条約の反動的正体
日韓/徴用工問題、歴史の真実は隠せない

■社会保障解体と闘う(34)安倍が骨太方針打ち出す

■農業・農民問題とレーニン「労農同盟論」(第4回=最終回)

(一部内容紹介)

米中対決が激化 迫る世界の破局
■日帝の韓国への貿易戦争突入を許すな
■世界の労働者の国際連帯で戦争阻止!

はじめに

アメリカのトランプは、対中国貿易戦争、イラン核合意離脱と対イラン経済制裁(原油禁輸)、ロシアや北朝鮮への経済制裁を強行し、核戦争も辞さない強硬な態度で相手の屈服を求めている。
8月1日にトランプが対中制裁第4弾発動を表明すると、翌週にかけて世界同時株安が進行した。対中国貿易戦争は、08年リーマン・ショックを超える世界大恐慌を必ず爆発させる。これは世界の帝国主義(米英仏独日伊)・大国(中ロ)を軍事経済に駆り立て、市場と資源の分割、再分割戦争を不可避とし、世界戦争を引き起こす。
そして今、トランプに続いて日本の安倍が対韓国の貿易戦争に踏み込んでいる。8月2日の閣議で、安倍は貿易上の優遇措置を適用する安全保障上の友好国「ホワイト国」リストから韓国を除外することで、1100品目の輸出規制措置をとることを決めた。
この背後には、激化する帝国主義列強諸国、中国・ロシアなどの争闘戦激化で、日本帝国主義の利益を守るため軍事大国化し、核武装する以外はないとする大反動がある。侵略戦争に向かう衝動がある。
人類は第1次世界大戦、第2次世界大戦を経験してきたが、その世界戦争の惨禍を三度繰り返すことは絶対に拒否する。まさに国際労働運動と国際階級闘争が唯一の回答である。
第Ⅰ章は、米中貿易戦争の内実を具体的に明らかにしている。関税の大幅アップと対象の全面的拡大、さらにはファーウェイ規制などのハイテク部門への規制強化である。これは軍事に直結している最大の問題だ。
第Ⅱ章は、トランプの狙いは中国を最終組み立て工場とするアジア型生産体制の破壊であることを暴く。しかし歴史をたどればこの生産体制をつくりあげてきたのはアメリカ帝国主義であった。没落したアメリカは、これを破壊することによって、自らの延命を図るしかなくなった。
第Ⅲ章は、トランプの対日争闘戦、安倍の対韓国貿易戦争、アベノミクスの大破綻などを述べている。

国際労働運動vol.47-核戦争を阻もう 全原発は廃炉へ

国際労働運動vol.47『核戦争を阻もう 全原発は廃炉へ』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/8・6ヒロシマ、8・9ナガサキへ

核戦争を阻もう 全原発は廃炉へ
■8・6ヒロシマ―8・9ナガサキへ
■東海第二原発の再稼働を止めよう

はじめに
第Ⅰ章 「放射線安全」教育許さない
日帝の核武装を絶対阻止する
①東海村の原子力施設群は日帝の核武装化の牙城
②「放射線副読本」を回収・撤回させよう

第Ⅱ章 福島の労働者民衆と団結し
「福島圧殺」攻撃と闘おう
①小児甲状腺がんは放射線被曝が原因だ
②福島第一原発事故/漁民の怒りに肉薄し闘おう
③放射能汚染土の中間貯蔵施設内外で頻発する労働災害

第Ⅲ章 被曝労働拒否貫き、全国に
闘う労働組合を建設しよう
①2020年常磐線全線開通阻止へ闘う動労水戸
②動労水戸の福島現地調査報告/「復興」の虚構
③高浜、大飯の再稼働と闘う京都府職労舞鶴支部
④伊方原発3号機を廃炉に/愛媛県職労の闘い
⑤東海第二再稼働阻止へ東京・首都圏は全力で

第Ⅳ章 診療所を全国の力で守ろう
東京オリンピックは返上を
①ふくしま共同診療所・布施幸彦院長インタビュー
②IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部が訴え

第Ⅴ章 核も原発も必ずなくそう
8、9月の闘いのアピール
①8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ反戦反核闘争へ
②常磐線全線開通阻止! 9・22水戸市デモへ

NEWS & REVIEW
ドイツ/ベルリン都市鉄道の民営化反対闘争

■マルクス主義・学習講座
農業・農民問題とレーニン「労農同盟論」(第3回)

(一部内容紹介)

核戦争を阻もう 全原発は廃炉へ
■8・6ヒロシマ―8・9ナガサキへ
■東海第二原発の再稼働を止めよう

はじめに

核戦争の危機が中東と朝鮮半島を火点に急切迫している。米メディアは、米帝トランプが6月20日にイランに対する攻撃を承認していたと報じた。いったんは攻撃中止となったが、軍用機は離陸し軍艦も攻撃位置にいた。事態は「開戦寸前」だったのであり、戦争の危機はさらに緊迫化していく。朝鮮半島をめぐっても、米帝の侵略戦争に向かって予断を許さない事態が進行している。
中東や朝鮮半島でいったん戦争が始まれば、世界的な戦争・核戦争に発展していく。1914年6月にオーストリアの皇太子夫妻がボスニアの首都・サラエボで暗殺された事件をきっかけに、第一次世界大戦は開始された。第二次世界大戦も1939年9月のドイツのポーランド侵略から始まった。第一次大戦も第二次大戦も、帝国主義の危機が世界大戦として爆発したものだ。
現在の中東、朝鮮半島における戦争危機も、「アメリカ―イラン対立」や「アメリカ―北朝鮮対立」は表面的な事態であり、根底にあるのは世界大恐慌の深まりと帝国主義間・大国間の争闘戦の激化という帝国主義の体制的な危機だ。最大の帝国主義である米帝が率先して戦争に突入し、中東や朝鮮半島を支配し他の帝国主義・大国を叩きつぶして生き延びようとしているのが、今、生起している事態の本質だ。
そもそも今回のイランをめぐる事態の発端は、昨年5月の米帝のイラン核合意離脱だ。米帝は昨年、「使える核兵器」とされる小型核弾頭の製造を開始した。また、米統合参謀本部は核戦争について論じた「核作戦」文書を6月に公表した。中東や朝鮮半島から始まろうとしている戦争・核戦争を全世界の労働者の団結で阻止しよう。
日帝は中東、朝鮮半島への侵略戦争に積極的に加担し、その渦中で改憲・戦争(戦争・改憲)と核武装に突き進もうとしている。そのために、小児甲状腺がんが放射能によることを否定し、被曝と帰還を強制して福島圧殺を狙っているのだ。
8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ反戦反核闘争、常磐線全線開通と東海第二原発再稼働反対の9月水戸集会・デモに結集し反撃しよう。

国際労働運動vol.46-いのちを奪う社会保障破壊

国際労働運動vol.46『いのちを奪う社会保障破壊』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/星野再審貫徹・権力犯罪告発へ

いのちを奪う社会保障破壊
■職場・地域をあげた闘いが始まる
■安倍の改憲・戦争を阻む大運動を

はじめに
コラム 自治体が自治体でなくなる「自治体戦略2040構想」

第1章 社会保障を破壊する消費税
1 「社会保障充実」「財政健全化」はウソだ
2 10月消費増税を安倍政権打倒の引き金に

第2章 新自由主義医療うち破る労働組合
1 「病院淘汰」と医療崩壊との闘いが始まった
2 杉並区政による「特養1000床増設」の実態
3 草津病院労組が評価制度うち破って勝利判決
4 「地域の命の寄る辺」八尾北医療センターの闘い
コラム 介護への「特定技能」外国人労働者就労

第3章 戦争のための保育解体と闘う
1 保育の解体は労働組合つぶし
2 保護者の会が立ち上がった
3 住民の会は攻撃が地域破壊だとつかんだ
4 組合に団結し誇りを持って働いてきた
5 解放保育が階級的労働運動と結びつく
6 非正規職化・マニュアル化許さず
コラム 「幼保無償化」は公立保育園つぶし

第4章 生涯労働強いる年金破壊に反撃
1 年金破綻を居直り「自己責任」強いる
2 「生涯現役社会」を粉砕しよう
3 支給年齢引き上げは国家の収奪
コラム 公的年金積立金の運用

第5章 生活保護・障害者福祉切り捨てるな
1 労働者階級全体の生活を破壊する生活保護削減
2 優生保護法問題と障害者雇用偽装への怒り
コラム 優生保護法めぐり仙台地裁で第一次訴訟の第2回口頭弁論

第6章 住宅追い出す資本と国を許すな
1 違法・不正まみれのレオパレス
2 サブリース商法は住宅投資詐欺
3 違法建築と詐欺の元凶は安倍政権
4 「命よりも金儲け」に立ち向かう

NEWS & REVIEW
韓国/弾力勤労制拡大阻止、ILO条約批准へ

●翻訳資料
◆UTLA(ロサンゼルス統一教組)アーリーン・イノウエさんのインタビュー
UTLAストの勝利の地平を語る

■マルクス主義・学習講座
農業・農民問題とレーニン「労農同盟論」(第2回)

(一部内容紹介)

いのちを奪う社会保障破壊
■職場・地域をあげた闘いが始まる
■安倍の改憲・戦争を阻む大運動を

はじめに

医療や介護、保育や教育、年金、生活保護や障害者福祉、住宅問題などは、人が人として生きていくうえで絶対に必要な命に関わる問題だ。そうした土台ともいうべき社会保障制度を切り捨てることは、人々の生活を破壊し命を奪うに等しい。社会全体の崩壊をもたらす暴挙である。
「命よりカネ」の新自由主義のもとで、今や4割の労働者が非正規雇用にされている。低賃金と貧困が社会全体を覆っている。
1987年の国鉄分割・民営化が大きな転機となった。「戦後政治の総決算」を掲げた当時の中曽根政権は、労働運動の中心に位置した国鉄の労働組合を攻撃し破壊することで、総評を解散に追い込み、御用組合の連合を結成させた。労働者が労働組合に団結して闘う力が失われ、資本による支配と搾取が際限なく強められた。非正規雇用が拡大し、「過労死」「ブラック企業」という言葉が生まれるほどの長時間労働・過重労働、パワハラ・セクハラが横行した。若い世代は子どもを産み育てることもできない貧困に落としこめられていった。「少子化」「人口減少」の危機は新自由主義がもたらしたものだ。
ところが安倍政権と資本の側は、それをも逆手にとって「一億総活躍」を叫び、老若男女、障害者、外国人労働者を根こそぎ非正規雇用の労働に駆り出して搾り取ろうとしている。「働き方改革」とは雇用・労働・賃金の全面的破壊であり、「非正規だけの社会」にしようとするものだ。JRが再び攻撃の先端を担っている。安倍政権は「財政赤字」を声高に叫んで消費税増税を強行する一方、貧困の蔓延ゆえに拡大した社会保障費の削減を暴力的に進めている。それは改憲と一体であり、人々の命を奪う戦争行為だ。我慢は限界を超えた。改憲・戦争阻止の大運動として、職場・地域をあげた反撃が始まっている。
◇   ◇
本特集は①消費税、②医療・介護、③保育、④年金、⑤生活保護と障害者福祉、⑥住宅問題をテーマに、安倍政権の社会保障破壊に対して始まった現場からの反乱について明らかにしていく。

国際労働運動vol.45-改憲阻止・安倍打倒の本番

国際労働運動vol.45『改憲阻止・安倍打倒の本番』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/6・9国鉄闘争全国運動集会へ

改憲阻止・安倍打倒の本番
■大阪G20サミットと東アジア戦争情勢
■今こそ階級的労働組合運動の復権を

Ⅰ 断崖絶壁の日帝・安倍――絶望的な「改憲突撃」の衝動
⑴ 4月統一地方選&天皇代替り粉砕闘争前半戦
⑵ 異様な危機的状態に突入した日本経済と浮足立つ安倍
⑶ 「働き方改革」攻防が本番へ―― 階級的労働運動復権の兆し

Ⅱ 6月G20サミットにかける安倍――国際帝国主義の拡大強盗会議
⑴ G20とはそもそも何か
⑵ トランプの米中対決と中国スターリン主義
⑶ 日米・米EUの貿易戦争も拡大
⑷ トランプ大統領弾劾の危機、大統領選、ベネズエラ
⑸ 米朝会談と朝鮮半島情勢

Ⅲ 米中は一触即発の戦争情勢――自衛隊も戦場に展開している
⑴ 台湾情勢が大きな問題になってきた
⑵ 日帝と中国問題、台湾情勢
⑶ 沖縄闘争と改憲阻止闘争

Ⅳ 安倍政権の6カ年の総破産――没落帝国主義のあがきと崩壊
⑴ 「第二の敗戦」から登場した安倍政権
⑵ 改憲・戦争への突進
⑶ アベノミクス総破綻―奈落に向かう日本経済

Ⅴ 安倍を倒し「この国に革命を」!――労働者階級がこの社会の主人公
⑴ 「階級闘争思想」の復権こそが求められている
⑵ 動労千葉労働運動に学び実践しよう
⑶ ボリシェヴィキの闘いの今日的復権の核心とは?
⑷ 「改憲・戦争阻止!大行進」運動を
●改憲・戦争阻止! 教え子を再び戦場に送らない!  広島教職員100人声明

NEWS & REVIEW
中東/ゴラン高原めぐり激化する戦争情勢

■マルクス主義・学習講座
農業・農民問題とレーニン「労農同盟論」(第1回)

(一部内容紹介)

改憲阻止・安倍打倒の本番
■大阪G20サミットと東アジア戦争情勢
■今こそ階級的労働組合運動の復権を

はじめに

最初に、日帝・安倍政権が無実の星野文昭さんに対し、「権利としての仮釈放」を拒絶したことを徹底弾劾したい。権力は、星野さんの釈放を認めたら政治的でっち上げの権力犯罪が崩れてしまうとおびえている。そして、今沖縄をはじめとした人民の政府の横暴に対する階級的怒りと、星野さんを44年もでっち上げ弾圧してきた権力の不正義に対する怒りが結びつくことを恐れている。法務省と徳島刑務所は、星野さんの健康状態を隠したまま逃げきろうとしたが、逃げ切れず、4月14日、突如として身柄を東京昭島の東日本成人矯正医療センターに移した。この措置自体がさらなる怒りを呼び起こす。無実の星野さんを直ちに釈放せよ。身柄を自由にし、家族のもとでの医療を保証せよ。正義は実現されなければならない。全国の労働者人民にこの事実を知らせよう。これまでに倍する怒りで国家権力を包囲しよう。絶対に星野さんをとり戻そう。
同時に当面する最大の闘いは、「国鉄闘争全国運動6・9全国集会」である。この闘いを大きな出発点として今夏~今秋「改憲・戦争阻止!大行進」運動の前進を切り開こう。
第Ⅰ章は、「断崖絶壁の日帝・安倍」。
杉並区議選における、ほらぐちともこさん当選の歴史的勝利を中心に4月攻防を明らかにする。天皇制攻防、アベノミクスの破綻と安倍の危機、「働き方改革」の全面的批判がなされている。
第Ⅱ章は、「6月G20サミットにかける安倍」。
6月大阪G20サミットを中心に、第3次世界大戦に向かって激化する帝国主義間・大国間の争闘戦を具体的に暴露している。
第Ⅲ章は、「米中は一触即発の戦争情勢」。
中国による南中国海の軍事拠点化がもたらす米中激突が、台湾問題、そして日帝・安倍の大軍拡・改憲・戦争態勢を引き起こしていると弾劾している。ここに沖縄問題の重大性がある。
第Ⅳ章は、「安倍政権の6カ年の総破産」。
安倍政権は2011年の3・11の破局と、中国の大国化で日本が追い越された「国民的ショック」から生まれてきた政権であるという規定から、安倍政権6カ年の総破産を論じている。
第Ⅴ章は、「安倍を倒し、この国に革命を」。
安倍を倒すためにどうする? レーニン「4月テーゼ」論を踏まえて階級闘争思想と動労千葉を基軸とする階級的労働運動の復権を訴えてい