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国際労働運動vol.46-いのちを奪う社会保障破壊

国際労働運動vol.46『いのちを奪う社会保障破壊』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/星野再審貫徹・権力犯罪告発へ

いのちを奪う社会保障破壊
■職場・地域をあげた闘いが始まる
■安倍の改憲・戦争を阻む大運動を

はじめに
コラム 自治体が自治体でなくなる「自治体戦略2040構想」

第1章 社会保障を破壊する消費税
1 「社会保障充実」「財政健全化」はウソだ
2 10月消費増税を安倍政権打倒の引き金に

第2章 新自由主義医療うち破る労働組合
1 「病院淘汰」と医療崩壊との闘いが始まった
2 杉並区政による「特養1000床増設」の実態
3 草津病院労組が評価制度うち破って勝利判決
4 「地域の命の寄る辺」八尾北医療センターの闘い
コラム 介護への「特定技能」外国人労働者就労

第3章 戦争のための保育解体と闘う
1 保育の解体は労働組合つぶし
2 保護者の会が立ち上がった
3 住民の会は攻撃が地域破壊だとつかんだ
4 組合に団結し誇りを持って働いてきた
5 解放保育が階級的労働運動と結びつく
6 非正規職化・マニュアル化許さず
コラム 「幼保無償化」は公立保育園つぶし

第4章 生涯労働強いる年金破壊に反撃
1 年金破綻を居直り「自己責任」強いる
2 「生涯現役社会」を粉砕しよう
3 支給年齢引き上げは国家の収奪
コラム 公的年金積立金の運用

第5章 生活保護・障害者福祉切り捨てるな
1 労働者階級全体の生活を破壊する生活保護削減
2 優生保護法問題と障害者雇用偽装への怒り
コラム 優生保護法めぐり仙台地裁で第一次訴訟の第2回口頭弁論

第6章 住宅追い出す資本と国を許すな
1 違法・不正まみれのレオパレス
2 サブリース商法は住宅投資詐欺
3 違法建築と詐欺の元凶は安倍政権
4 「命よりも金儲け」に立ち向かう

NEWS & REVIEW
韓国/弾力勤労制拡大阻止、ILO条約批准へ

●翻訳資料
◆UTLA(ロサンゼルス統一教組)アーリーン・イノウエさんのインタビュー
UTLAストの勝利の地平を語る

■マルクス主義・学習講座
農業・農民問題とレーニン「労農同盟論」(第2回)

(一部内容紹介)

いのちを奪う社会保障破壊
■職場・地域をあげた闘いが始まる
■安倍の改憲・戦争を阻む大運動を

はじめに

医療や介護、保育や教育、年金、生活保護や障害者福祉、住宅問題などは、人が人として生きていくうえで絶対に必要な命に関わる問題だ。そうした土台ともいうべき社会保障制度を切り捨てることは、人々の生活を破壊し命を奪うに等しい。社会全体の崩壊をもたらす暴挙である。
「命よりカネ」の新自由主義のもとで、今や4割の労働者が非正規雇用にされている。低賃金と貧困が社会全体を覆っている。
1987年の国鉄分割・民営化が大きな転機となった。「戦後政治の総決算」を掲げた当時の中曽根政権は、労働運動の中心に位置した国鉄の労働組合を攻撃し破壊することで、総評を解散に追い込み、御用組合の連合を結成させた。労働者が労働組合に団結して闘う力が失われ、資本による支配と搾取が際限なく強められた。非正規雇用が拡大し、「過労死」「ブラック企業」という言葉が生まれるほどの長時間労働・過重労働、パワハラ・セクハラが横行した。若い世代は子どもを産み育てることもできない貧困に落としこめられていった。「少子化」「人口減少」の危機は新自由主義がもたらしたものだ。
ところが安倍政権と資本の側は、それをも逆手にとって「一億総活躍」を叫び、老若男女、障害者、外国人労働者を根こそぎ非正規雇用の労働に駆り出して搾り取ろうとしている。「働き方改革」とは雇用・労働・賃金の全面的破壊であり、「非正規だけの社会」にしようとするものだ。JRが再び攻撃の先端を担っている。安倍政権は「財政赤字」を声高に叫んで消費税増税を強行する一方、貧困の蔓延ゆえに拡大した社会保障費の削減を暴力的に進めている。それは改憲と一体であり、人々の命を奪う戦争行為だ。我慢は限界を超えた。改憲・戦争阻止の大運動として、職場・地域をあげた反撃が始まっている。
◇   ◇
本特集は①消費税、②医療・介護、③保育、④年金、⑤生活保護と障害者福祉、⑥住宅問題をテーマに、安倍政権の社会保障破壊に対して始まった現場からの反乱について明らかにしていく。

国際労働運動vol.45-改憲阻止・安倍打倒の本番

国際労働運動vol.45『改憲阻止・安倍打倒の本番』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/6・9国鉄闘争全国運動集会へ

改憲阻止・安倍打倒の本番
■大阪G20サミットと東アジア戦争情勢
■今こそ階級的労働組合運動の復権を

Ⅰ 断崖絶壁の日帝・安倍――絶望的な「改憲突撃」の衝動
⑴ 4月統一地方選&天皇代替り粉砕闘争前半戦
⑵ 異様な危機的状態に突入した日本経済と浮足立つ安倍
⑶ 「働き方改革」攻防が本番へ―― 階級的労働運動復権の兆し

Ⅱ 6月G20サミットにかける安倍――国際帝国主義の拡大強盗会議
⑴ G20とはそもそも何か
⑵ トランプの米中対決と中国スターリン主義
⑶ 日米・米EUの貿易戦争も拡大
⑷ トランプ大統領弾劾の危機、大統領選、ベネズエラ
⑸ 米朝会談と朝鮮半島情勢

Ⅲ 米中は一触即発の戦争情勢――自衛隊も戦場に展開している
⑴ 台湾情勢が大きな問題になってきた
⑵ 日帝と中国問題、台湾情勢
⑶ 沖縄闘争と改憲阻止闘争

Ⅳ 安倍政権の6カ年の総破産――没落帝国主義のあがきと崩壊
⑴ 「第二の敗戦」から登場した安倍政権
⑵ 改憲・戦争への突進
⑶ アベノミクス総破綻―奈落に向かう日本経済

Ⅴ 安倍を倒し「この国に革命を」!――労働者階級がこの社会の主人公
⑴ 「階級闘争思想」の復権こそが求められている
⑵ 動労千葉労働運動に学び実践しよう
⑶ ボリシェヴィキの闘いの今日的復権の核心とは?
⑷ 「改憲・戦争阻止!大行進」運動を
●改憲・戦争阻止! 教え子を再び戦場に送らない!  広島教職員100人声明

NEWS & REVIEW
中東/ゴラン高原めぐり激化する戦争情勢

■マルクス主義・学習講座
農業・農民問題とレーニン「労農同盟論」(第1回)

(一部内容紹介)

改憲阻止・安倍打倒の本番
■大阪G20サミットと東アジア戦争情勢
■今こそ階級的労働組合運動の復権を

はじめに

最初に、日帝・安倍政権が無実の星野文昭さんに対し、「権利としての仮釈放」を拒絶したことを徹底弾劾したい。権力は、星野さんの釈放を認めたら政治的でっち上げの権力犯罪が崩れてしまうとおびえている。そして、今沖縄をはじめとした人民の政府の横暴に対する階級的怒りと、星野さんを44年もでっち上げ弾圧してきた権力の不正義に対する怒りが結びつくことを恐れている。法務省と徳島刑務所は、星野さんの健康状態を隠したまま逃げきろうとしたが、逃げ切れず、4月14日、突如として身柄を東京昭島の東日本成人矯正医療センターに移した。この措置自体がさらなる怒りを呼び起こす。無実の星野さんを直ちに釈放せよ。身柄を自由にし、家族のもとでの医療を保証せよ。正義は実現されなければならない。全国の労働者人民にこの事実を知らせよう。これまでに倍する怒りで国家権力を包囲しよう。絶対に星野さんをとり戻そう。
同時に当面する最大の闘いは、「国鉄闘争全国運動6・9全国集会」である。この闘いを大きな出発点として今夏~今秋「改憲・戦争阻止!大行進」運動の前進を切り開こう。
第Ⅰ章は、「断崖絶壁の日帝・安倍」。
杉並区議選における、ほらぐちともこさん当選の歴史的勝利を中心に4月攻防を明らかにする。天皇制攻防、アベノミクスの破綻と安倍の危機、「働き方改革」の全面的批判がなされている。
第Ⅱ章は、「6月G20サミットにかける安倍」。
6月大阪G20サミットを中心に、第3次世界大戦に向かって激化する帝国主義間・大国間の争闘戦を具体的に暴露している。
第Ⅲ章は、「米中は一触即発の戦争情勢」。
中国による南中国海の軍事拠点化がもたらす米中激突が、台湾問題、そして日帝・安倍の大軍拡・改憲・戦争態勢を引き起こしていると弾劾している。ここに沖縄問題の重大性がある。
第Ⅳ章は、「安倍政権の6カ年の総破産」。
安倍政権は2011年の3・11の破局と、中国の大国化で日本が追い越された「国民的ショック」から生まれてきた政権であるという規定から、安倍政権6カ年の総破産を論じている。
第Ⅴ章は、「安倍を倒し、この国に革命を」。
安倍を倒すためにどうする? レーニン「4月テーゼ」論を踏まえて階級闘争思想と動労千葉を基軸とする階級的労働運動の復権を訴えてい

国際労働運動vol.44-辺野古への土砂投入やめろ!

国際労働運動vol.44『辺野古への土砂投入やめろ!』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/杉並選に勝利し5月闘争へ

辺野古への土砂投入やめろ!
■沖縄は改憲・戦争阻止の最前線
■5・15沖縄闘争へ総結集しよう

Ⅰ 安倍の土砂強行に反撃――3・16一万人、3・25ゲート前
5・15沖縄闘争で共に声を上げ
沖大解放、辺野古基地建設阻止へ!
沖縄大学学生自治会 赤嶺知晃

Ⅱ 沖縄の怒りをゼネストへ――県民の総意踏みにじる安倍
〈改憲・戦争阻止! 大行進 沖縄〉呼びかけ人 水島満久

Ⅲ 辺野古は侵略戦争の巨大基地――「沖縄の負担軽減」は大ウソ
沖縄の労働者階級の新たな決起の開始 / 辺野古をめぐる激闘 / 歴史的な県民投票の勝利 / 辺野古新基地建設に固執する日米両政府 / 安倍政権の危機 / 今こそ沖縄全島ゼネストへ!

Ⅳ 沖縄米軍基地の形成過程――日米安保・戦後憲法・沖縄
(一)日米安保体制に「手」をかけ始めた安倍政権
(二)沖縄米軍基地の成立=日本本土爆撃の出撃基地・沖縄
(三)日本の敗戦と沖縄の米軍基地の新たな役割=保障占領と沖縄
(四)米ソ対決構造と沖縄の米軍基地
(五)サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約の締結へ
(六)沖縄の米軍基地形成過程から見えてくるもの
■沖縄の米軍基地

NEWS & REVIEW
イタリア/〝イタリア第一〟に反対の25万人デモが爆発
日本/強まる日米の共同作戦体制

■社会保障解体と闘う(33)消費税を直ちに廃止せよ

■一から学ぶ『共産党宣言』(第10回=最終回)

(一部内容紹介)

辺野古への土砂投入やめろ!
■沖縄は改憲・戦争阻止の最前線
■5・15沖縄闘争へ総結集しよう

はじめに

安倍政権は3月25日に新たな埋め立て区域②に2カ所から土砂の投入を強行しました。昨年12月14日の区域②‐1への土砂投入の強行に続く暴挙です。約1カ月前の2月24日には沖縄県民投票で、辺野古の埋め立て反対の圧倒的な民意が表明されたにもかかわらず、安倍政権はあくまでも辺野古への新基地建設を推し進めようとしています。
当日、早朝からキャンプシュワブゲート前に次々と参加者が押し寄せ、その数は延べ1000人を超えました。安倍政権は早朝の段階でゲート前で抗議する県民1人を拘束しましたが、続々と結集する県民に恐れをなして、この日はゲート前から資材を搬入することはできませんでした。
一方で安倍政権は翌3月26日には、宮古島市に新設される駐屯地に陸上自衛隊の警備隊380人を配備しました。これは2016年3月に与那国島に配備された沿岸監視隊160人に続く南西諸島での「防衛強化」の動きです。
今年の「復帰」47年5・15沖縄闘争は、極めて緊迫した情勢下で闘われます。
第Ⅰ章は、キャンパスを拠点としながら、辺野古現地闘争の先頭に立つ沖縄大学学生自治会からのアピールを掲載します。第Ⅱ章は〈改憲・戦争阻止! 大行進 沖縄〉の2019年5・15闘争へのアピールを掲載します。第Ⅲ章は、この1年の沖縄闘争の歴史的な前進と、そこから提起される課題を見ていきます。第Ⅳ章は、沖縄の米軍基地の形成過程をとらえ返し、日米安全保障条約とそのもとでの沖縄の米軍基地の形成・存在についての問題提起(試論)です。
「復帰」47年の5・15沖縄闘争の武器になれば幸いです。

国際労働運動vol.43-教育改革を逆転 UTLAスト

国際労働運動vol.43『教育改革を逆転 UTLAスト』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)

■羅針盤/3月を闘い4月杉並区議選へ

教育改革を逆転 UTLAがスト
■ロサンゼルスで3万人スト、7万人集会
■学級人数の大幅削減=教員増、賃上げ

Ⅰ UTLAストが全情勢を転換――チャーター化=民営化に反撃
⑴ 公立学校民営化と教組破壊の最前線
⑵ 反撃に転じる教組のストライキ
⑶ 「教育改革」を逆転――暫定協定

Ⅱ ストライキ組織化の核心――仲間を大切にし会話を重視
⑴ 組織化=労働者解放
⑵ イノウエ書記長の国際連帯と組織化
⑶ 「内ヘの組織化」と「外への組織化」
⑷ 全米規模の闘う潮流の形成
⑸ 他産業でも画期的闘い
⑹ 中南米・メキシコ人民の大決起
⑺ 監獄国家アメリカの破綻

Ⅲ 対中貿易戦争は世界戦争の道――土台から没落・崩壊が進む米帝
⑴ アメリカ製造業の不可逆的な没落
⑵ 「知的財産権」――ルールをつくるのはアメリカ
⑶ 中国に対する争闘戦の激化
⑷ 中東支配の腐敗の極致
⑸ 戦争の根源=帝国主義打倒を

NEWS & REVIEW
韓国/3~4月ゼネスト総力闘争に突入した民主労総

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
―日米安保と沖縄― 第1回

■社会保障解体と闘う(32)「無償化」は公立園つぶし

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第9回)

(一部内容紹介)

教育改革を逆転 UTLAがスト
■ロサンゼルスで3万人スト、7万人集会
■学級人数の大幅削減=教員増、賃上げ

はじめに

日本の国鉄分割・民営化、イギリスの炭鉱労組破壊、アメリカのPATCO(連邦航空管制官労組)全員解雇、これが世界の三大労組破壊であり、1980年代の全世界の新自由主義化の突破口になった。
アメリカで、そのPATCO全員解雇を乗り越える、歴史的な空港闘争が行われ、トランプと支配階級全体を震え上がらせた。1月25日、ニューヨークのラグアルディア空港の航空管制官が一斉に「病休」などで出勤せず、事実上のストライキに入り、空港を閉鎖に追い込んだ。あの1981年のPATCOスト以来初めての管制官による空港閉鎖だ。レーガン政権のPATCO指導部逮捕(手錠姿をテレビでさらし者に)、スト参加者全員解雇・ブラックリストで他職場への再就職も妨害、フードスタンプ(低所得者用の食糧切符)受給も禁止という徹底した弾圧が、労働運動全体を威圧し、本格的な新自由主義への転換点となった。
だが、今回、ラグアルディア空港の完全封鎖以外にも他のいくつかの空港が止められたが、トランプは空港管制官に手を出せなかった。
昨年のウェストバージニア州の全学校スト、そして今年1月のUTLA(ロサンゼルス統一教組)ストなどの大ストライキの波は、力関係を一変させた。おしゃべりトランプが、全米のメディアであれほど報道されたウェストバージニア州ストにもUTLAストにも完全に沈黙を守っているのは、打撃の大きさを示している。航空管制官も自信を持って闘いに決起している。
この闘いは、トランプ政権の連邦政府機関閉鎖への怒りから始まったものだ。トランプは、昨年12月22日、「メキシコとの国境に壁を建設する費用を議会が予算法案に計上しないかぎり、法案への署名を拒否する」として、政府機関閉鎖を始めた。当該の連邦公務員80万人の賃金は払われない。そのうちの一部は、緊急性のある業務に指定され、業務は停止されないのに、賃金は支払われない。それが1カ月以上続き、家賃やローン支払いの期日も過ぎている。我慢がならない。多くの連邦公務員が各地で闘いに立ち上がった。
国境の壁建設は、メキシコ人や中南米の人民を極悪人扱いし、排外主義を煽るためのものだ。労働者を分断する策動だ。空港には、多くのメキシコ系移民が働いている。管制官にもメキシコ系がかなりいる。不当な壁建設のために、連邦公務員の賃金を止めるなど、ますます許しがたい。
このラガルディア空港の閉鎖後、トランプは大慌てで、直ちに政府機関の閉鎖を中止した。民主党の議会内での駆け引きなどではなく、労働者のストライキこそが真の力だということを、鮮やかに示したのだ。
〈労働者の団結への恐怖〉――これこそがトランプを突き動かしている。
トランプは、もともと経済、政治、外交、軍事、あらゆる面でド素人だ。そこを突いて、さまざまな既成勢力がトランプを批判している。だが、トランプは、労働者の団結に恐怖し、それへの鋭敏な感覚を持っている。既成勢力は、そのことに触れない。〈団結破壊、分断〉こそがトランプを動かす一切の事柄の軸なのだ。
ほぼすべてのマスコミ、民主党・共和党の既成勢力がトランプを「ロシア疑惑」などで攻撃している。しかしトランプを追い落とす手前で立ち止まっている。それは、労働者階級の巨大な決起を恐れる支配階級は、その点で先んじているトランプに依存してもいるからだ。
今、アメリカ労働者階級は、80年代のレーガン反革命、新自由主義下の労働運動の後退を乗り越え、30年代以上の大激闘に向かいつつある。昨年のウェストバージニア州をはじめとして全州規模の学校ストライキの拡大が突破口を開いた。今年1月のロサンゼルス大ストライキは、さらに意識的に闘いを組織し、全米ゼネストを準備するものとなっている。それどころか国境を越えたゼネストだ。ロサンゼルス統一教組は、すでにメキシコ、カナダ、イギリスの教組と組織的関係を持ち、今回のストの過程でも意識的に国際的結合の強化を打ち出した。07年以来の日本の全国労組交流センター教育労働者部会、動労千葉との関係も大きい。
ここに対中戦争、世界戦争――核戦争――に向かっているアメリカ帝国主義を打倒し、労働者が全世界を獲得する展望がある。
本論文は第Ⅰ章でUTLAの大ストライキ闘争の勝利の偉大な成果について明らかにした。第Ⅱ章ではUTLAがこのストライキ闘争を勝利させるためにいかなる組織活動を展開したのか、その教訓を明らかにした。第Ⅲ章では没落・崩壊する米帝の現状について言及した。

 

国際労働運動vol.42-世界の火薬庫 シリア撤退の米軍

国際労働運動vol.42『世界の火薬庫 シリア撤退の米軍』を刊行。全国の書店で2月23日以降に発売(500円+税)。

■羅針盤/改憲・戦争阻止の2~3月決戦

世界の火薬庫 シリア撤退の米軍
■アフガンも撤退 イランは制裁強化
■戦時下で闘うイラン・トルコ労働者

はじめに

Ⅰ トランプがシリア撤退決定――対中国戦争へ戦略的大転回
⑴ トランプの中東政策の大転換
⑵ トランプの決断の背景
⑶ アフガニスタンからの撤退
⑷ イラン核合意からの離脱
⑸ 中東での戦争危機の激化
⑹ ペテン的「和平」政策放棄したトランプ

Ⅱ 新たな戦乱始まるシリア――三つ巴・四つ巴の侵略と内戦
⑴ 緊迫するシリア情勢
⑵ トルコ経済の危機と対クルド戦争
⑶ イランの体制的危機
⑷ サウジアラビアの危機

Ⅲ イラン労働者の歴史的決起――弾圧を打ち破るトルコ労働者
⑴ イラン労働者階級が現体制打倒へ
⑵ トルコ労働者の闘い
⑶ 国際連帯で世界戦争を阻止しよう

News & Review
アメリカ/労働者権力の扉開いたUTLAスト
ヨーロッパ/仏「黄色いベスト」運動がEU全土に

■社会保障解体と闘う(31)統計偽造で生活保護削減

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第8回)

(一部内容紹介)

世界の火薬庫 シリア撤退の米軍
■アフガンも撤退 イランは制裁強化
■戦時下で闘うイラン・トルコ労働者

はじめに

帝国主義の新自由主義政策の破産と大恐慌情勢への突入の中で、帝国主義間争闘戦が激化している。とりわけ、米帝トランプの対中国貿易戦争は激しくエスカレートしている。米帝は新自由主義の破産を乗り切るために、中国スターリン主義の巨大な市場支配をめぐる争闘戦に突進している。それは没落しつつある米帝が残された経済力、軍事力のすべてを投入して帝国主義世界での生き残りをかけた一か八かの対中国戦争政策である。米帝は経済の軍事化と大軍拡政策を推進しつつ新たな世界戦争に向けて突進し始めたのだ。
こうした中で、米帝の中東政策にも決定的な変化が起きている。今日トランプは中東からいったん米軍を総撤退させ、新たな米軍再編と軍事力の再建・強化を図ろうとしている。米帝はこれまで中東を戦略的に重視し、中東危機が激化すれば軍事的に介入する政策をとってきた。
だがいまや米帝がイラク戦争で敗退しアフガニスタン危機を制圧する力を失うなかで、東アジアと中東における二正面作戦を展開することができなくなり、ついに中東での戦争体制を大幅に縮小してでも東アジアに全力を投じなければならなくなったのだ。これは米帝トランプが中国との戦争を最重視し、中国を制圧しうる軍事態勢の抜本的整備を最重視せざるを得なくなり、中東に軍事力を配置しておく余裕がなくなっているからだ。
中国は巨大な軍事大国でもあり、米帝といえど簡単に勝てる相手ではない。核を含めた軍事戦略・戦術も、軍の編成、装備なども全面的な再編が必要だ。米帝がシェールオイルの増産でロシアに次いで世界第2の産油国になり、40年ぶりに石油輸出再開が可能になったこともこういう戦略的転換を促す要因となった。
こうして米帝トランプはシリアやアフガニスタンから米軍を撤退させれば、シリアのクルド人勢力に対するトルコの掃討作戦が激化し、アフガニスタンのタリバンが政府を打倒しかねないとわかっていても撤退を強行しようとしている。また米軍撤退でイランがこの地域で影響力を拡大することに対しては、トランプはイスラエルやサウジアラビアに対処を任せる態度をとっている。トランプがこのように戦略的重点を決定的に東アジアに移したことで、中東に一種の真空状態が生じ、新たな戦乱が勃発するのは不可避だ。中東も東アジアと同様に世界戦争の渦の中に巻き込まれていく。これに対して、中東諸国人民は自国の支配層の労働者支配の強化と戦争政策に対して必死の闘いを挑み始めている。それは自国の支配体制を打倒し、労働者革命に勝利することによって中東大戦争を阻止し、世界革命に合流しようとする闘いとして各国で発展している。
本特集では第Ⅰ章で米帝トランプのシリア、アフガニスタンからの撤兵、対イラン制裁の強化の意味するものについて明らかにする。第Ⅱ章では、今日の中東諸国が直面する経済的・政治的危機の激化について明らかにする。第Ⅲ章では中東各国の労働者階級が戦時下においても労働運動の新たな発展を追求して闘い、その勝利を通じて労働者革命に向かって前進し、戦争も阻止する闘いに突入している現実を明らかにする。

序局第20号-改憲と闘う国際連帯

序局第20号を刊行。2月8日以降、全国の書店で発売予定(900円+税)

改憲と闘う国際連帯/関西生コン弾圧

巻頭の長谷川さんは、50年以上に及ぶ杉並での闘いを振り返り、4月区議選で若い力が勝利することを訴えています。黒島論文は、日韓労働者の連帯を軸に国際連帯の思想と行動を説き、柏木論文は、天皇代替わり儀式を痛烈に弾劾しています。
特集は、関生弾圧との闘いの重要性を押し出しています。武谷書記次長の不屈の決意が語られています。
動労水戸と動労総連合から、鉄道の安全を損なう合理化攻撃との闘いの報告。
豊洲市場開場と闘う小泉論文など各論文も、それぞれ重要です。沖縄・伊江島についてのレポートは、ほとんど知られてこなかった事件に光を当てています。
「労働裁判の最前線から」では、国鉄解雇撤回の千葉県労働委員会との闘いが詳しく報告されています。
野本さんの新連載も面白いです。
(破防法研究会『序局』編集委員会)

4月杉並区議選―改憲阻止決戦へ 都政を革新する会代表 長谷川英憲
今問われる国際連帯の思想と行動 韓国「ろうそく革命」と日本階級闘争は連動している 黒島善輝
天皇代替わり断罪の論理 生前譲位儀式は戦争・改憲への橋渡し 柏木俊秋

特集●関生支部への不当弾圧を粉砕しよう
改憲と一体の労働組合破壊攻撃 関西労組交流センター事務局次長 冨山小太郎
関生支部は弾圧には負けない 全日建連帯労組関西生コン支部書記次長 武谷新吾

車掌廃止・ワンマン化に反対してスト決行 動労水戸委員長 石井真一
動労西日本における廃線攻撃との闘い  動労西日本書記長 山田和広
教育破壊と戦争を阻止しよう 大阪市自治体労働者 赤田由行
豊洲新市場開場で何も解決していない 合同・一般労組全国協事務局長 小泉義秀
水道民営化と農業・農村破壊の種子法廃止 山部明子
沖縄の矛盾の縮図「伊江島」 1948年伊江島「米軍・LCT爆発事故」 黒島善輝
ロシア革命を正しく継承するために 『ロシア革命 現代世界の起点』を薦める 仲井祐二

新連載 出会いの戦後史 第一回 中学校まで 野本三吉

労働裁判の最前線から 労働者と歩む弁護士レポート
労働委員会の「自殺行為」弾劾し審査委員忌避 動労総連合1047名解雇撤回闘争で行政訴訟
共謀罪情勢下、警察が組合活動監視を正当化 動労千葉ガサ国賠が審理再開
ひどいハラスメントが横行する職場 民営化後の日本郵便のブラックな実態

連載 経済先読み ⑱ 島崎 光晴 海外委託で米帝は一層没落/海外権益はなお巨大
白井佳夫の現代映画論講座 《第二部》第19回
硬骨の脚本家ダルトン・トランボは赤狩りとどう戦ったか 〈その1〉
獄中記⑧ 迎賓館・横田爆取弾圧で水戸刑務所在監 十亀弘史

序局 総目次 創刊号~第19号(2011・11~2018・9)

国際労働運動vol.41-改憲阻止の杉並区議選必勝へ

国際労働運動vol.41『改憲阻止の杉並区議選必勝へ』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/改憲阻止の大決戦へ総決起を

改憲阻止の杉並区議選必勝へ
■青年・女性の力で社会を変えよう
■ほらぐちともこが渾身の力で訴える

【はじめに】ほらぐちともこ―斎藤いくま必勝へ
杉並から労働者・女性が生きていける社会をつくろう!
ほらぐちともこ(洞口朋子)の演説
議会の内外で労働者のために闘うことを約束する!
斎藤いくま(郁真)の演説
Ⅰ 杉並から改憲阻止の大運動を――戦争をやる帝国主義打倒を
⑴ なぜいま「改憲」なのか
⑵ 戦後革命と日本国憲法
⑶ 改憲阻止! 帝国主義打倒!
Ⅱ 青年・女性・非正規の現状変革を――安倍の「働き方改革」許すな
⑴ 労働者「総非正規職化」のための「働き方改革」
⑵ 「未来の賃金先取り」としての大学奨学金
⑶ 日本の「子どもの貧困率」は7人に1人
⑷ 「母と子の一人親世帯」では半数以上が貧困
⑸ 非正規の女性労働者の平均年収は150万円
Ⅲ 福島圧殺の東京五輪粉砕を――「国威発揚」と利権と腐敗の極致
⑴ 「国威発揚」のためのオリンピック
⑵ 電通が仕切る五輪は利権と腐敗の極致
⑶ 五輪のための福島避難者の帰還強制
県民の命と健康を守る闘いは「復興」オリンピックを許さない
―「2020東京『汚染』オリンピック」国際キャンペーンに応えて―
本町クリニック院長 杉井吉彦
⑷ 改悪入管法で外国人労働者を五輪に投入
Ⅳ 阿佐ヶ谷北口再開発阻止!――「杉並丸ごと民営化」の田中区政打倒!
⑴ 「命よりカネもうけ」の阿佐ヶ谷北口再開発
⑵ 労働者に低賃金と強労働を強いる再開発攻撃
⑶ 巨大資本に地域がつぶされてたまるか!
⑷ 「杉並丸ごと民営化」と対決しよう!
⑸ 「防災都市」とは軍事都市計画そのもの
⑹ 大行進運動と区議選勝利で田中区政たおそう!

News & Review
韓国/韓国高速鉄道(KTX)で列車脱線事故

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
―労働者の戦争動員― 第3回

■社会保障解体と闘う(30)杉並区の肺がん検診見落とし問題

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第7回)

(一部内容紹介)

【はじめに】
ほらぐちともこ―斎藤いくま必勝へ

今年4月の杉並区議会議員選挙(14日告示―21日投票予定)と7月の参議院議員選挙は、労働運動・学生運動にとって決定的な闘いとなった。杉並区議選(定数48)にはほらぐちともこさんが、参院選(東京選挙区・定数6)には斎藤いくま君(前全学連委員長)が挑戦する。
この両選挙戦を通して、一つに、改憲・戦争を阻止する労働者民衆の巨大な闘いをつくり出そう。今年は安倍の改憲攻撃を粉砕する正念場だ。改憲・戦争をとめる力は唯一、労働者民衆の団結した行動の中にある。改憲・戦争をとめる道は、戦争を不可避とする資本主義・帝国主義を打倒する革命の中にある。
二つに、青年・学生とりわけ女性が中心となった運動をつくり出そう。新自由主義の崩壊の中、非正規職・貧困・格差という矛盾は青年・女性に集中している。その怒りを形にし、団結した行動に高めていくための選挙闘争にしよう。ほらぐち・斎藤両候補は、その先頭に立つ最高のリーダーだ。
三つに、既成政党をのりこえる「新しい労働者の政党」をつくり出そう。議会を「おしゃべり小屋」にし、労働者民衆の主体性を否定して絶望を組織するような自民党から日本共産党までのすべての政治勢力をぶっ飛ばし、労働者民衆の団結にのみ依拠する清新な運動体として登場しよう。
総じて、通常国会(1月末開会予定)での自民党改憲案発議の策動、4月末の現天皇退位―5月1日の新天皇即位、2020年東京オリンピックという大激動の政治過程の中での革命的選挙闘争に勝利し、21世紀革命の突破口をこじ開けよう。
第Ⅰ章は、2019年の最大の課題である改憲阻止闘争の拠点を、首都東京、とりわけ杉並区につくり出すことを呼びかける。第Ⅱ章は、青年・女性・非正規労働者の現状に迫り、その変革のための闘いについて述べる。第Ⅲ章は、2020年東京オリンピック粉砕を訴える。第Ⅳ章は、特に杉並区議選に焦点を当て、「阿佐ヶ谷再開発阻止! 田中区政打倒!」を提起する。
まずは、両候補の渾身の訴えを聞こう。

 

 

国際労働運動vol.40-中国労働者 自主労組結成へ

国際労働運動vol.40『中国労働者 自主労組結成へ』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。

羅針盤/共謀罪弾圧強化を許すな

中国労働者 自主労組結成へ
■揺らぐ中国共産党・習近平体制
■世界革命へ新たな展望を開く

はじめに
Ⅰ 深圳で始まった自主労組結成――転換点を迎えた中国労働運動
⑴ 佳士科技術労働争議
⑵ 南海本田スト以降、今日の中国の労働運動の課題
Ⅱ 米中貿易戦争と戦争の危機――製造業と勢力圏をめぐる激突
⑴ 激化する米中貿易戦争
⑵ 米帝の没落と「中国製造2025」「一帯一路」政策
⑶ 朝鮮戦争情勢と一体の軍事作戦
⑷ アジア勢力圏化と戦争に走る日帝
Ⅲ スターリン主義か帝国主義か?――現在の中国の体制をどう見るか
⑴ 革共同はスターリン主義をどう考えてきたか?
⑵ スターリン主義は、破産すれば延命のために資本家とも手を組む
⑶ 破産した毛沢東時代の「一国社会主義建設」
⑷「改革・開放」政策の展開と社会主義初級段階論
⑸ 習近平時代、中国スターリン主義の新たな段階と危機
⑹ 本来の資本主義とはやはり異質なもの
Ⅳ 中国スターリン主義打倒へ――労働者の国際連帯で世界革命を
⑴ 中国スターリン主義揺るがす危機
⑵ 新たな中国革命は労働者を軸に、農民、諸民族をも一体で解放する
⑶ 「反帝国主義・反スターリン主義世界革命」綱領の深化を

News & Review
中東/新たな中東戦争に突進するトランプ

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
―労働者の戦争動員― 第1回~第2回

■社会保障解体と闘う(29)確定拠出年金導入の狙い

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第6回)

(一部内容紹介)

中国労働者 自主労組結成へ
■揺らぐ中国共産党・習近平体制
■世界革命へ新たな展望を開く

はじめに

中国で新たな自主労組結成の運動が、大弾圧の中で始まりつつある。それが中国スターリン主義の暴力的支配を、根底において揺るがしている。中国の労働運動は、一つの歴史的な転回点を迎えつつある。
第Ⅰ章では、この始まった中国での自主労組結成運動について具体的な状況を見るとともに、従来の中国での労働運動をも振り返りながら、今回の転回点といわれる意義と展望について考えていきたい。
第Ⅱ章では、こうした労働運動の転回点をもたらした大きな背景として、米中対立の激化と中国経済の危機の深化があり、世界戦争危機があることを見ることで、今日中国の労働運動で起きていることが中国での新たな革命、そして世界革命に連なる事態であることを考えていきたい。
第Ⅲ章では、以上の新たな状況への突入という中で、そもそも中国とは何なのか? 中国スターリン主義とは何なのか? 「反帝国主義・反スターリン主義世界革命」綱領の原点に帰って考えてみたい。
第Ⅳ章では、中国での新たな労働運動の転回点への突入の中で、深まる中国スターリン主義の具体的な危機を明らかにし、まさに求められているのが国際連帯であり、「反帝・反スターリン主義世界革命」であることをはっきりさせていきたい。

 

国際労働運動vol.39-EU諸国に広がるストの波

国際労働運動vol.39『EU諸国に広がるストの波』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。電子書籍版も発売中(AmazonKindle、400円)。

■羅針盤/改憲阻止の決戦に立とう

EU諸国に広がるストの波
■国境を越えて団結するEU労働者
■戦後世界体制の総崩壊とEU情勢

はじめに
Ⅰ 英・仏・中東欧で頻発するスト――国境越えた労働者の統一行動
⑴ 激動期に突入したイギリス
⑵ 仏国鉄労働者の闘争に学生が連帯
⑶ 右翼政権と闘う中東欧の労働者
⑷ 国境を越えた非正規労働者の決起

Ⅱ 英のEU離脱めぐる激動――中東欧諸国の政治反動の深まり
⑴ トランプの「アメリカ第一」と英のEU離脱
⑵ EUの始まり―独仏同盟の形成
⑶ EUによる中東欧諸国の包摂
⑷ 中東の激動と難民問題の発生
⑸ 中・東欧諸国の極右政権化と移民・難民排斥

Ⅲ EUの歴史的形成・変容・崩壊――大爆発する新自由主義の矛盾
⑴ 労働者の国際連帯こそ勝利の道
⑵ EUの直面する諸問題
⑶ ヨーロッパ統合の戦後史的展開
⑷ 新自由主義下のEUの変容と階級的激動
⑸ 新自由主義を階級的団結で打倒しよう

News & Review
韓国/サンヨン自動車が解雇者復職で合意

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
繰り返すな戦争―日帝のアジア侵略― 第1回~第4回

■社会保障解体と闘う(28)こども園の統廃合に反対

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第5回)

(一部内容紹介)

EU諸国に広がるストの波
■国境を越えて団結するEU労働者
■戦後世界体制の総崩壊とEU情勢

はじめに

11・4全国労働者総決起集会―改憲阻止!1万人大行進は、改憲・戦争阻止の闘いを圧倒的に前進させるものとして勝ち取られた。アメリカ、韓国、ヨーロッパ、中国など全世界で続々とストライキ闘争に決起している労働者階級と国際的に連帯して新自由主義の労働運動解体攻撃と闘いつつ、新たな世界戦争を阻止する闘いの決定的前進が日本でも勝ち取られたのだ。
11月労働者集会の大成功は改憲と戦争に突進している安倍政権に重大な打撃を与えている。この闘いは米帝トランプとともに東アジアにおける新たな侵略戦争に突進している安倍政権と米帝トランプ政権に対し、日本、韓国、アメリカ、中国の労働者が国境を越えて国際的に団結して闘う重要な突破口を切り開いた。まさにこのような闘いこそが世界戦争を阻止する唯一の道であることを全世界に指し示している。
われわれはこのような労働者階級の国際的団結をさらにいっそう発展させることによって、新たな世界戦争が始まる前に阻止する世界的な運動をつくり出していくであろう。
そのためにはわれわれは韓国、アメリカ、ヨーロッパ、中国など全世界で、各国の労働者階級が今日いかなる階級的闘いを組織して闘っているのかを正確に把握し、その闘いと国際的に連帯する運動を全世界に創出していかなければならない。
本特集は、このような日本の労働者人民の闘いと一体となって、EU全域でストライキ闘争で新自由主義と闘いつつ、世界戦争を労働者の国際的団結で阻止しようと歴史的決起を開始したEU労働者の闘いに肉薄している。
第Ⅰ章は、EU全域で澎湃と巻き起こっている労働者階級の新自由主義政策に対するストライキ闘争の新たな発展の姿を具体的に紹介している。イギリスのEU離脱に関する再度の国民投票を要求する67万人の大デモや、全国57大学4万人の講師の全国統一スト、鉄道労働者の「一人乗務反対」のストライキなどが紹介されている。またフランスの鉄道労働者のストライキと、それを支援する大学進学制度の改悪に反対する大学生と高校生の闘いの意義を明らかにしている。東欧諸国の反動政権と闘う労働者の新たな闘いについて論及している。
第Ⅱ章は、イギリスのEU離脱などをはじめとするEUの解体情勢の下で、増大する域内移民労働者の国境を越えた団結と闘いが発展している現状が明らかにされている。またEUに加盟した東欧諸国の諸政権の反動化に対する労働者階級の反撃の開始がEU内の階級闘争に与える影響についても言及している。
第Ⅲ章では、現在EUが直面する諸問題を説き明かすとともに、ヨーロッパ統合の歴史的経緯が明らかにされている。その上で現在のEUにおける新自由主義的労働者支配の現実を階級的労働運動で打ち砕く闘いの重要性が明らかにされている。

 

 

現代革命ライブラリー第2巻 ロシア革命 現代世界の起点

『現代革命ライブラリー第2巻 ロシア革命 現代世界の起点 革命勝利からスターリン主義的変質まで』(現代革命ライブラリー刊行委員会 編著)を刊行(2000円+税)!

全国の書店で絶賛発売中。ISBN978-4-434-25103-0

帝国主義を倒し世界戦争を止めたロシア革命を甦らせる。

革命のダイナミズムを解明し通俗的解説を覆す。

 

待望の『現代革命ライブラリー』第2巻『ロシア革命 現代世界の起点』がついに発行されました。書店配本・発売は、10月27日以降になります。
1917年ロシア革命から100年、日本の出版界では、ロシア革命を正面から評価するどころか、ほとんど全ては、ロシア革命を否定し抹殺しようと必死になっています。日本共産党を含めて、民主主義の発展や福祉国家の発展に影響を与えたなどとその世界史的意義をかき消すことに汲々としています。つまり、プロレタリア革命=労働者権力樹立としては認めない、否定したいのです。本書は、そういうものすべてを打ち破って、100年前の話ではなく今の生きた闘いにどう勝利するかの視点で全編貫かれています。
スターリン主義が歴史的破産を遂げ、帝国主義の最後の延命形態としての新自由主義も行き詰まり、帝国主義戦争への動きが再び強まる一方で、世界中に解放を求める労働者階級の闘いが広がる今日こそ、ロシア革命に新たな光を当て、そこからの教訓をくみ取ることが切実に必要になっています。本書には、本ライブラリー第1巻『ヨーロッパ・アメリカ 労働者の反乱』に続く、革命論の新たな発展が刻まれています。
本書は、副題に「革命勝利からスターリン主義的変質まで」とあるように、1914年第一次世界大戦勃発からロシア革命に至る過程と、ソヴェト権力樹立後の闘い、コミンテルン結成とドイツ革命、スターリンによる権力簒奪(さんだつ)の20年代後半に至るまでの過程を詳細に描いています。レーニン主義革命論の発展を、現実の階級的激動の中で生き生きと説き明かしています。スターリンが一国社会主義論のもとにロシア革命を歪曲し、世界革命を裏切っていったことを明らかにしています。ロシア革命と世界革命にトロツキーが果たした役割を正しく評価したうえで、レーニンの最後の闘争としてのスターリン打倒の闘いを引き継ぐことができなかった限界と弱点をも抉り出しています。
とりわけ、スターリンの一国社会主義論とは何か、それは具体的にはどんなものであり、現実的過程において何をもたらしたか、を明らかにしています。
革命的共産主義運動が1960年代に確立した反帝・反スターリン主義世界革命の思想と路線を、ロシア革命の今日的検証を通して一層深めるものとなっています。
21世紀の今日において、ロシア革命の全体像を学び直し、現代革命の展望を切り開くために、すべての先進的な労働者学生市民が本書を手に取り、読まれるよう、強くお薦めします。

以下は、本書中の章見出しと、各章の扉に記された案内文です。

●序章 第一次世界大戦とロシア革命
ロシア革命は第一次大戦の真っただ中で起こった。ツァーリ専制と弾圧、戦争によるおびただしい犠牲と災厄を終わらせたのはロシア労働者階級自身の闘いだった。しかし、ボリシェヴィキ党の存在なしには革命は勝利できなかっただろう。
第二インターナショナルの崩壊を乗り越え、ソヴェト権力=プロレタリアート独裁樹立に至る勝利は何によってもたらされたのか。

【補論1】ロシア革命とレーニン革命論の発展

●第1章 2月革命とレーニン「4月テーゼ」
労働者の反乱と軍隊の蜂起によってツァーリの権力を倒した2月革命。労働者権力の機関・ソヴェトが誕生するも、その指導部はブルジョアジーの臨時政府に国家権力を譲り渡す。いわゆる「二重権力」が生まれた。
レーニンは、労働者権力―プロレタリア世界革命を実現するため、危険を顧みず亡命地スイスから帰国、「4月テーゼ」を発する。ここからボリシェヴィキの快進撃が始まった。

●第2章 10月武装蜂起=労働者権力樹立
7月弾圧によってボリシェヴィキの指導部が奪われ、革命の破竹の進撃は壁にぶつかった。しかし、地区や職場の労働者の組織は崩れなかった。破局に陥ったのは支配階級だった。支配層の破局は、ケレンスキーによる独裁権力の野望、小ブルジョア的民主主義派のあがき、軍部の反革命反乱を引き起こした。
動と反動が渦巻く中で、どのように武装蜂起=10月革命は実現されたのか。

●第3章 ソヴェト権力樹立後の闘い
ソヴェト権力は、パリ・コミューンより長く生き延びた。帝国主義列強による干渉戦争をはね返し、ヨーロッパ部からシベリアまでロシア全土に広がる内戦を戦い抜いた。
労働者権力は、経済の疲弊、農業農民問題、赤軍建設、過渡期の労働組合論争など、未経験の困難に立ち向かった。戦時共産主義期の危機と矛盾が爆発する。この危機を打開するためにネップ(新経済政策)に転換した第10回党大会の核心は何か。

●第4章 コミンテルンとドイツ革命
ロシアに続きドイツでも革命の波が広がった。1918年秋、ドイツ革命が開始され、労働者階級は闘いの中でゼネストの機関・労兵評議会(レーテ)を生み出す。レーテを誰が握り、何を目指すのか。この混沌の中で社民党政権と軍部がローザ・ルクセンブルクら左派指導者を虐殺した。
世界革命の帰趨を決するドイツ革命の勝利のために第三インターナショナル(コミンテルン)はどう闘ったのか?

【補論2】レーニン『左翼空論主義』について

●第5章 ロシア革命と世界革命
レーニンの最後の闘争は、官僚主義と大ロシア排外主義をむき出しにしたスターリンを打倒する闘いだった。だが、トロツキーはこれを引き継ぐことができず、スターリンらの「三頭体制」に屈服した。
トロツキーは合同反対派を形成して、一国社会主義論を掲げて世界革命を裏切るスターリンと対決したが敗北した。スターリン主義成立の原因を歴史の根源から追究し、21世紀革命勝利の展望を打ち出す。

●終 章 21世紀反帝・反スターリン主義世界革命勝利へ