国際労働運動vol.39-EU諸国に広がるストの波

国際労働運動vol.39『EU諸国に広がるストの波』を刊行。全国の書店で11月27日発売予定(500円+税)。電子書籍版も近日発売(AmazonKindle、400円)。

■羅針盤/改憲阻止の決戦に立とう

EU諸国に広がるストの波
■国境を越えて団結するEU労働者
■戦後世界体制の総崩壊とEU情勢

はじめに
Ⅰ 英・仏・中東欧で頻発するスト――国境越えた労働者の統一行動
⑴ 激動期に突入したイギリス
⑵ 仏国鉄労働者の闘争に学生が連帯
⑶ 右翼政権と闘う中東欧の労働者
⑷ 国境を越えた非正規労働者の決起

Ⅱ 英のEU離脱めぐる激動――中東欧諸国の政治反動の深まり
⑴ トランプの「アメリカ第一」と英のEU離脱
⑵ EUの始まり―独仏同盟の形成
⑶ EUによる中東欧諸国の包摂
⑷ 中東の激動と難民問題の発生
⑸ 中・東欧諸国の極右政権化と移民・難民排斥

Ⅲ EUの歴史的形成・変容・崩壊――大爆発する新自由主義の矛盾
⑴ 労働者の国際連帯こそ勝利の道
⑵ EUの直面する諸問題
⑶ ヨーロッパ統合の戦後史的展開
⑷ 新自由主義下のEUの変容と階級的激動
⑸ 新自由主義を階級的団結で打倒しよう

News & Review
韓国/サンヨン自動車が解雇者復職で合意

■「繰り返すな戦争シリーズ」を学ぼう
繰り返すな戦争―日帝のアジア侵略― 第1回~第4回

■社会保障解体と闘う(28)こども園の統廃合に反対

■マルクス主義・学習講座
一から学ぶ『共産党宣言』(第5回)

(一部内容紹介)

EU諸国に広がるストの波
■国境を越えて団結するEU労働者
■戦後世界体制の総崩壊とEU情勢

はじめに

11・4全国労働者総決起集会―改憲阻止!1万人大行進は、改憲・戦争阻止の闘いを圧倒的に前進させるものとして勝ち取られた。アメリカ、韓国、ヨーロッパ、中国など全世界で続々とストライキ闘争に決起している労働者階級と国際的に連帯して新自由主義の労働運動解体攻撃と闘いつつ、新たな世界戦争を阻止する闘いの決定的前進が日本でも勝ち取られたのだ。
11月労働者集会の大成功は改憲と戦争に突進している安倍政権に重大な打撃を与えている。この闘いは米帝トランプとともに東アジアにおける新たな侵略戦争に突進している安倍政権と米帝トランプ政権に対し、日本、韓国、アメリカ、中国の労働者が国境を越えて国際的に団結して闘う重要な突破口を切り開いた。まさにこのような闘いこそが世界戦争を阻止する唯一の道であることを全世界に指し示している。
われわれはこのような労働者階級の国際的団結をさらにいっそう発展させることによって、新たな世界戦争が始まる前に阻止する世界的な運動をつくり出していくであろう。
そのためにはわれわれは韓国、アメリカ、ヨーロッパ、中国など全世界で、各国の労働者階級が今日いかなる階級的闘いを組織して闘っているのかを正確に把握し、その闘いと国際的に連帯する運動を全世界に創出していかなければならない。
本特集は、このような日本の労働者人民の闘いと一体となって、EU全域でストライキ闘争で新自由主義と闘いつつ、世界戦争を労働者の国際的団結で阻止しようと歴史的決起を開始したEU労働者の闘いに肉薄している。
第Ⅰ章は、EU全域で澎湃と巻き起こっている労働者階級の新自由主義政策に対するストライキ闘争の新たな発展の姿を具体的に紹介している。イギリスのEU離脱に関する再度の国民投票を要求する67万人の大デモや、全国57大学4万人の講師の全国統一スト、鉄道労働者の「一人乗務反対」のストライキなどが紹介されている。またフランスの鉄道労働者のストライキと、それを支援する大学進学制度の改悪に反対する大学生と高校生の闘いの意義を明らかにしている。東欧諸国の反動政権と闘う労働者の新たな闘いについて論及している。
第Ⅱ章は、イギリスのEU離脱などをはじめとするEUの解体情勢の下で、増大する域内移民労働者の国境を越えた団結と闘いが発展している現状が明らかにされている。またEUに加盟した東欧諸国の諸政権の反動化に対する労働者階級の反撃の開始がEU内の階級闘争に与える影響についても言及している。
第Ⅲ章では、現在EUが直面する諸問題を説き明かすとともに、ヨーロッパ統合の歴史的経緯が明らかにされている。その上で現在のEUにおける新自由主義的労働者支配の現実を階級的労働運動で打ち砕く闘いの重要性が明らかにされている。