国際労働運動vol.31-まるわかり 労働法制改悪

国際労働運動vol.31『まるわかり 労働法制改悪』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。電子書籍版(アマゾンkindle)も発売中(400円)。

■羅針盤/3・25改憲阻止日比谷集会へ

まるわかり 労働法制改悪
■労基法解体・正社員ゼロを狙う安倍
■連合打倒し国鉄決戦軸に反撃しよう

はじめに
第1章 「働き方改革」と闘おう
1 労働法制改悪攻撃の全体像
2 労働人口の減少が最大のインパクトに
3 人口減少に向けた提言 ―「働き方の未来 2035」―
4 「働き方改革実行計画」とは?
5 「働き方改革」関連8法案批判
6 改憲攻撃と一体の「働き方改革」
7 労働者に敵対する連合・UAゼンセン
コラム1 安倍の「一億総活躍社会」

第2章 「2018年問題」とは何か?
1 無期転換攻撃とは何か
2 無期転換を阻む資本
3 労働契約法とは
4 自治体にも非正規を拡大 ―会計年度任用職員問題―
5 改悪派遣法との闘い ―もう一つの2018年問題―
コラム2 多様な正社員制度

第3章 労働運動再生のために
1 生きさせろ! 労働者の置かれた状態
2 非正規職がここまで増えたのはなぜか
3 CTSにおける無期転換の闘い
4 全国で始まった無期転換との攻防
5 労働者が団結し、反撃すれば勝てる
6 国鉄決戦の爆発で「働き方改革」粉砕

PHOTO NEWS

NEWS & REVIEW
アメリカ/トランプ政権の保護関税政策
日本/日本版海兵隊=水陸機動団発足

■社会保障解体と闘う(24)診療報酬・介護報酬ダブル改定

■マルクス主義・学習講座 『国家と革命』を読む(第1回)

(一部内容紹介)

まるわかり 労働法制改悪
■労基法解体・正社員ゼロを狙う安倍
■連合打倒し国鉄決戦軸に反撃しよう

はじめに

▼危機に立つ安倍政権を打倒しよう
2月28日、安倍首相は、「働き方改革」関連一括法案のうち裁量労働制を拡大する改悪案を削除すると発表した。日本中に大激震が走っている。労働者階級の怒りが安倍を追い詰めた。安倍の危機は深い。今こそゼネストで安倍を打倒しよう。
裁量労働制を削除した残りの法案の提出が3月末以降に持ち越された。廃案に向けて大きな流れが一挙に生み出されている。「働き方改革」そのものの本質が、ウソとデタラメで塗り固められていることが明らかになった。
この情勢は「裁量労働制で働く人の労働時間は、一般労働者より短いというデータもある」という安倍の自信満々の国会答弁からすべてが始まった。だが、厚生労働省はウソをねつ造するために、ありえない異常な数値まで使い、偽のデータをでっち上げたことが発覚したのだ。
森友・加計問題に続き、ウソをついてでも、事実をねじ曲げてでも法案を強行採決しようという安倍のあり方に、一気に怒りの声が噴出した。
「働き方改革」関連法だけではなく、安倍政権そのものを吹き飛ばすチャンスだ。

▼改憲に突進する安倍
安倍政権は2020年に新憲法施行へ向け突進している。この核心は憲法9条を変え、「戦争のできる国」へ転換することだ。
この安倍政権と同時に、米トランプ政権は、核政策を抜本的に転換させ、「抑止」から「使用」に向けた核戦略見直し(NPR)を発表した。東アジア―世界で戦争の危機が深まっている。
戦争の急速な接近と一体のものとして出されたのが、安倍の「働き方改革」だ。安倍はこの通常国会を「働き方改革国会」と位置づけ、「誰もが能力を発揮できる、柔軟な労働制度へ抜本的に改革する。労働基準法施行70年ぶりの大改革だ」と言い放った。
改憲の本質的な狙いは、9条解体とともに労働基本権―団結権の解体である。戦後労働法制を徹底的に解体し、階級支配を転換させる、まさに「戦後レジームからの脱却」だ。まぎれもなく改憲と労働法制が最大の激突点にせり上がっている。

▼「2018年問題」使った大量解雇
これらと一体で、いわゆる「2018年問題」―3月末の大量解雇との闘い、無期転換をめぐる攻防が展開されている。「改正」労働契約法の施行から5年を迎え、18年4月1日に向けて「無期転換」をめぐって各地で闘いが巻き起こっている。
08年リーマン・ショックから10年を迎える2018年は非正規労働者に対する重大な攻撃との大決戦の年となっている。

▼国鉄決戦で「働き方改革」粉砕を
「働き方改革」をめぐる攻防と一体で、国鉄決戦が重大な局面を迎えている。JR東日本は、東労組との「労使共同宣言」を破棄し、水平分業・転籍攻撃に向けて大きく舵を切った。東労組の万を越える脱退・離反は、国鉄分割・民営化以来の大情勢の到来を意味している。青年をはじめJR労働者の意識は急速に流動化している。この歴史的決戦に飛び込み、動労総連合の飛躍をかちとろう。国鉄決戦を軸に、「働き方改革」粉砕、労働法制改悪の闘いを爆発させよう!
◇   ◇
本特集は、安倍の労働法制改悪の核心点を暴く。
第1章は、安倍の「働き方改革」を暴露する。
第2章は、無期転換問題の核心を描く。
第3章は、国鉄決戦を軸にした闘いの展望。
ぜひ今号を学習会のパンフレットとしても活用していただきたい。