国際労働運動vol.29-国際連帯でトランプ・安倍倒せ

国際労働運動vol.29『国際連帯でトランプ・安倍倒せ』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。電子書籍版も発売中(400円)。

羅針盤/歴史を決める2018年決戦へ

国際連帯でトランプ・安倍倒せ
■核先制攻撃の米「国家安全保障戦略」
■朝鮮侵略戦争切迫下で闘う米労働者

はじめに
Ⅰ トランプ新軍事戦略の正体――核先制攻撃で非核攻撃も予防
米「国家安全保障戦略」
ロシア革命は世界戦争を止めた
日米安保はジェノサイド同盟
北朝鮮の核武装――〝労働者階級の解放は労働者自身の事業〟への敵対

Ⅱ 巨大戦争国家の崩壊の始まり――根底に労働者の階級的な怒り
アジアへの軍事力シフト
米軍の崩壊、兵士の自殺
「無人兵器という先進技術」のまやかし
2010年のQDR

Ⅲ 米帝国主義の対中国包囲戦略――不安定化戦略とロヒャンギ問題
米の中国包囲戦略と中国の「一帯一路」
朝鮮半島が米中対決の最大の焦点

Ⅳ 軍産複合体と闘う労働運動――戦争にストライキで反撃する伝統
軍産複合体との闘いが米階級闘争の核心
労働基本権の破壊
公務員労働法制への攻撃
外への組織化と内への組織化

●翻訳資料
「アメリカの水兵たちは、福島の任務の後で残酷な診断結果に直面している」

News & Review
韓国/労働法制改悪狙うムンジェイン政権に怒りが爆発

■社会保障解体と闘う(22)個人請負を増やす政策と年金

■マルクス主義・学習講座 『ゴータ綱領批判』を読む(第2回))

(一部内容紹介)

国際連帯でトランプ・安倍倒せ
■核先制攻撃の米「国家安全保障戦略」
■朝鮮侵略戦争切迫下で闘う米労働者

はじめに

オバマ政権は、「アジアへのリバランス」戦略をとり、米軍の重点を東アジアへと移してきた。特に朝鮮半島を焦点にして、米韓軍事演習をエスカレートしてきた。
トランプ政権は、これをさらに巨大化し、史上最大の軍事演習を行っている。アメリカ以外世界のどの国も持っていない巨大空母を3隻も朝鮮海域に展開し、核爆弾搭載可能な爆撃機、戦闘爆撃機を飛ばしながら「北朝鮮全体を破壊する」「北朝鮮を完全に破壊する」と国連演説で宣言した。民主・共和両党とマスコミは、あたかも日常的な政策の選択肢を論じるかのように、「核先制攻撃という選択肢」について議論している。
アメリカは、史上類例がない超巨大な軍事大国であり、戦争国家だ。第2次大戦後も、大中小の戦争をほぼ継続的に行ってきたアメリカは、恒常的な軍事優先の体制をとってきた。国家財政の中で「裁量予算」(あらかじめ使途が決められている高齢者年金基金など以外の予算)と呼ばれるものの半分以上が軍事費だ。それは、世界第2位~第7位の軍事大国をすべて合わせたより大きい。
しかも、世界第2位の帝国主義国=日本が、戦争法を強行し、北朝鮮への排外主義をあおりつつ戦争・改憲に向かって突進している。11月のトランプ・安倍会談で、かつてない規模のアメリカからの兵器輸入を決定した。米日の巨大な破壊力が、朝鮮半島、北東アジアに襲いかかろうとしている。

職場の団結で世界戦争を世界革命へ

だが、こうした帝国主義の超巨大な物質力といえども、現場でそれをつくり出し、動かしているのは労働者にほかならない。爆弾、飛行機、戦艦、通信手段も、その工場も、そこに至る道路も鉄道も港も労働者がつくり、動かしている。もちろん、何一つとして一国だけで生産されているものは存在しない。すべてが、全世界の労働者の労働によって成り立っている。戦争を正当化し、あおる世論操作をする道具であるマスコミも、世界の労働者が動かしている。軍隊を現場で担っている兵士も、労働者階級だ。
労働者こそが現場を知り、現場を掌握している。労働者が団結すれば、現場を支配できるのだ。現場では、さまざまな共同作業がなければ成り立たないから、支配階級がどれほど労働者の団結を恐れ、労働者を分断しようとしても、労働者の共同性・団結を完全に破壊することはできない。この団結を強化・拡大する意識的な努力が行われれば、必ず強力で広範な団結が生み出される。労働者は、どんな強大な物質力を持った支配階級にも勝利できる。
何ごとも基礎が一番大切だ。職場の団結を基礎にして、労働者階級の強力な団結、そして分断を乗り越えた世界的な団結をつくり出し、世界戦争に向かう資本家階級を打倒しよう。世界革命を担う職場の団結をつくり出そう。
すでに韓国民主労総のゼネストと巨大な集会・デモは、パククネ政権を打倒し、監獄にたたき込んでいる。第2次世界大戦後の世界体制の要としてつくられた朝鮮半島の南北分断体制が、労働者階級によって乗り越えられようとしている。反共主義、対北対決のイデオロギーと軍事独裁体制によって抑圧されてきた韓国の労働者階級は、粘り強い弾圧下の組織化によってついに80年代に巨大な労働者大闘争に決起し、90年代に民主労総を組織した。そして今、パククネ政権打倒から「積弊清算」=根底的な社会変革=革命へと向かっている。
アメリカ労働者階級は、トランプ政権発足時から、米国史上かつてない巨大な闘いに立ち上がっている。ロサンゼルス統一教組(UTLA)は、トランプ就任式前日の全職場ピケット闘争から就任式翌日の200万の反トランプ集会・デモに合流した。このように、職場の団結を基礎に、全労働者階級、全人民の闘いが組織されている。
8月5日、広島で開催される「朝鮮半島での戦争・核戦争阻止の国際反戦集会」に向けて、全世界の労働者人民とともに組織し、組織し、組織しよう。