国際労働運動vol.27-労働法制改悪にEUで総反撃

国際労働運動vol.27『労働法制改悪にEUで総反撃』を刊行。全国の書店で発売中(500円+税)。電子書籍版も発売中(400円)。

羅針盤/11・5トランプ・安倍弾劾デモ

労働法制改悪にEUで総反撃
■恐慌深化・戦争切迫に危機深めるEU
■各国労働者階級がストライキで決起

はじめに

Ⅰ 恐慌・戦争切迫とEU危機
――政治支配構造の崩壊が進行
⑴ EU諸国で政治的大激動が発生
⑵ EU危機を規定している三つの要因

Ⅱ 経済危機と労働者階級の反乱
――労働法制改悪にストライキで反撃
⑴ 世界経済の停滞とEU危機
⑵ ヨーロッパ労働者階級の反撃

Ⅲ EU揺さぶる移民・難民の波
――中欧・東欧の右翼政権成立
⑴ 「アラブの春」への大反動、
米・欧の軍事介入で難民の波
⑵ 中欧・東欧諸国の右翼政権の登場
⑶ 中東欧労働者人民の不満・怒りを階級的団結へ

Ⅳ NATOの東方拡大と変質
――ロシアと隣接するバルト三国へ展開
①トランプとNATO
②独仏の接近
③軍事演習とバルト三国・スカンジナビア半島への進出
④ロシアの動向
⑤米ロの武器売り込み合戦

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News & Review
韓国/ロウソク革命開始1年、決起する民主労総
日本/東芝の次は神戸製鋼の組織的不正

■社会保障解体と闘う(20)戦争のための保育所民営化

■マルクス主義・学習講座 『賃労働と資本』を読む(第3回)

 

全世界を大恐慌の危機、戦争の危機が覆っている。アメリカもヨーロッパもアジアも同じだ。
最大の問題は戦後世界の基軸国・アメリカのトランプが「アメリカ・ファースト」を掲げて、戦後世界体制を破壊しようとしていることだ。これは大恐慌と戦争の危機におびえるヨーロッパ諸国を崩壊に追い込むものだ。
そこでEU諸国は危機乗り切りのために労働法制の改悪に一斉に乗り出している。労働者に全矛盾を押し付けようとしているのだ。賃下げ、非正規職化し、労働者を分断し、切り捨て、徹底的に労働者を搾取して資本は延命しようとしている。フランスを先頭に労働法制改悪反対のゼネストが起きている。さらにシリア戦争の結果生み出された難民問題がEU諸国を揺さぶっている。戦争と革命の時代が激しく迫っている。
国際連帯で世界の労働者階級の勝利をかちとっていくことを訴えている。

第Ⅰ章では、アメリカを先頭とする帝国主義の世界危機とヨーロッパの位置、その歴史的背景、第Ⅱ章では、世界危機を規定している新自由主義の攻撃の核心となっている労働者階級への階級戦争、とりわけ労働法制破壊攻撃に対して、ヨーロッパの労働者階級がどのように闘っているか、第Ⅲ章では、1990年代の初頭におけるソ連スターリン主義崩壊、その結果解体した東欧スターリン主義圏諸国を、EUとNATOに包摂し、統一ドイツを軸として「中東欧圏を復活」させ、ロシアに国境を接するヨーロパ世界が出現したこと、それがどのように矛盾を爆発させているか、最後の第Ⅳ章では、ヨーロッパ帝国主義の「東方拡大」の結果、戦後世界体制の崩壊過程のなかで、対ロシアの政治的軍事的関係が緊張し、中東情勢の激動ともあいまって、アジアと並ぶ新たな戦争情勢が生み出されていること、そして、帝国主義の世界危機を促進していること、以上を明らかにし、この危機を打破する全世界の労働者階級人民の革命的課題を提起していきたい。