国際労働運動vol.10-ゼネスト激発のヨーロッパ

国際労働運動vol.10『ゼネスト激発のヨーロッパ』を刊行しました(定価500円+税)。全国の書店で発売中。電子書籍版も発売中(定価400円)

国際労働運動vol.2表1−4

ゼネスト激発のヨーロッパ
■緊縮政策と労働法制改悪に反対して
■大恐慌と戦争切迫情勢に立ち向かう

Ⅰ EU階級闘争の課題は何か――労働運動の再生と国際連帯を
⑴ 大恐慌と戦争切迫情勢の中のEU
⑵ ヨーロッパ経済の特質と現状
⑶ EUにおける「民族問題」
⑷ イギリスの「EU離脱問題」
Ⅱ フランスでゼネストが大高揚――労働法制の改悪と全面対決し
⑴ 運輸・石油・電力で次々スト突入
⑵ 高校生・大学生の決起の意義
⑶ 革命的指導部の形成が必要だ
Ⅲ 中東欧で何が起きているか――新自由主義と闘う労働者階級
⑴ 中東欧の階級闘争の現状
⑵ 各国で極右との闘いが激化
Ⅳ 戦争態勢に入ったNATO――米ロ対立が激化し一触即発に
⑴ NATOの領域越えた軍事演習
⑵ 対抗的軍事力強化を図るロシア

 

PHOTO NEWS

NEWS&REVIEW
韓国/公共機関が成果年俸制を拡大・導入
台湾/蔡英文・台湾新政権が促進する朝鮮戦争
日本/オバマ広島訪問、「核なき世界」の大ペテン

●社会保障解体と闘う(8)労働者の住居奪う新自由主義

■マルクス主義・学習講座
1918年ドイツ革命の教訓(9)

(一部内容紹介)

ゼネスト激発のヨーロッパ
■緊縮政策と労働法制改悪に反対して
■大恐慌と戦争切迫情勢に立ち向かう

はじめに

G7伊勢志摩サミットは、日米EU、とりわけドイツなどとの間の政策の相違と利害の衝突をあらわにし、新たな争闘戦の出発点となった。未曽有の世界大恐慌の中で、各国は、生き残りをかけた争闘戦の戦争的極限化を強め、同時に各国内における労働者階級に対する新自由主義による絶滅的階級戦争をしかけている。
EU(ヨーロッパ連合)加盟の各国もまた、独仏英伊の帝国主義国を先頭に、緊縮政策と労働法制改悪をはじめとする階級戦争を激化させているのである。それに対して、フランスの数次にわたるゼネストの爆発を先頭に、労働者階級の「生きさせろ」の闘いが大高揚している。まさに革命情勢を引き寄せるものである。
本稿は、第Ⅰ章で、世界大恐慌と戦争切迫情勢のもとでのEU階級闘争の課題を、EUの拡大の歴史とその特質をふまえて総論的に述べる。第Ⅱ章では、韓国と並び世界で最も激しいゼネスト情勢にあるフランスの闘いを活写する。第Ⅲ章では、中東欧の階級闘争の現状に、ポーランド、ハンガリー、オーストリアに焦点を当てて迫る。第Ⅳ章では、米ロ対立が激化し、NATOが戦争態勢に入っている現状を明らかにする。